ココナラのキャンセル対応|出品者が確認する理由・返金・合意の進め方

ココナラのキャンセル前に状況を整理する画像 副業

ココナラで受注した仕事をキャンセルしたいときは、まず取引の進み具合、キャンセルしたい理由、作成済みデータ、返金する範囲を分けて整理しましょう。気まずさから連絡を止めたり、未完成のまま正式な納品を送ったりすると、状況を説明するための負担が増えます。

この記事では、主にテキストや制作物を扱うサービスの出品者に向けて、キャンセルを相談する順序と判断材料を説明します。電話相談は手続きが異なるため対象を分けます。制度の記載は2026年10月4日にココナラ公式ヘルプで確認した内容であり、実際の操作時は対象のトークルームと最新案内を優先してください。

「キャンセルすれば必ず評価が下がる」「購入者から言われたら必ず応じる」と一括りにすることはできません。理由や取引の状態によって手続きも評価の扱いも違います。ここでは評価を避けるための理由選びではなく、当事者の認識をそろえ、未処理の条件を残さず終えることを目標にします。

  1. キャンセルを考える前に取引の状態を整理する
    1. 最初に「困っていること」と「希望する結論」を分ける
    2. 購入直後・制作途中・提出後では確認事項が変わる
    3. 通常の申請は出品者側から行う
    4. 正式な納品は話し合いを終わらせる手段にしない
    5. 電話相談や終了済み取引へ同じ手順を当てはめない
  2. 合意前に確認する納品物・料金・利用範囲
    1. 合意した範囲と今の成果物を並べて確認する
    2. 全額キャンセルと一部金額の調整は手続きを確認する
    3. 返金額と返金時期を一緒に約束しない
    4. 渡したデータを使えるかは明文化する
    5. 保存が必要な情報と削除を相談する情報を分ける
  3. 購入者と相談してキャンセル理由を記録する
    1. 最初の連絡は事実・影響・提案の順で書く
    2. 出品者の事情で継続が難しい場合の文例
    3. 範囲や期待の行き違いがある場合の文例
    4. 理由は評価への有利不利で選ばない
    5. 合意内容を一度まとめてから申請する
  4. 返事がない・合意できない場合の確認先
    1. 返信待ちでは必要な回答と期限を具体化する
    2. 申請後の時間と状態を確認する
    3. 購入者側からのリクエストにも放置せず応答する
    4. 問い合わせは時系列と未解決点を添える
    5. 非表示になる前に必要な記録を整理する
  5. 次の取引で行き違いを減らす条件設計
    1. キャンセルの原因を一つの運用変更へつなげる
    2. 完成条件を成果物と確認方法で示す
    3. 追加依頼は取りかかる前に範囲と条件を合わせる
    4. 連絡できない期間を作る前に見通しを伝える
    5. 収支の記録では売上・返金・未入金を混ぜない

キャンセルを考える前に取引の状態を整理する

キャンセル前に取引の進捗と理由を整理する画像

最初に「困っていること」と「希望する結論」を分ける

キャンセルしたいという気持ちの背景には、納期に間に合わない、資料が届かない、当初にない作業を求められた、完成イメージが合わないなど、違う問題が含まれています。最初から相手を説得する文章を書くより、何が止まっているかを一文で表すところから始めると、必要な確認が見えます。

たとえば「購入者が難しい人だから」では、次の行動を決められません。「合意したロゴ案は二案だが、別の方向性で五案追加する依頼があり、追加料金と納期が未合意」と書けば、追加条件の相談をするのか、範囲を戻すのか、終了を検討するのかを選べます。感情があること自体を否定する必要はありませんが、取引記録には観察できる事実を残します。

希望する結論も整理します。日程を延ばせば続けられるのか、一部の作業だけ取り下げたいのか、全体の中止しか難しいのかで提案は変わります。自分が実行できない案を、場を収めるためだけに提示しないようにしてください。再調整後も守れる条件を考えることが、相談の出発点です。

購入直後・制作途中・提出後では確認事項が変わる

購入直後なら、着手の有無と資料の受領状況を確認します。制作途中なら、完了した工程、未完了の工程、既に相手へ渡したファイルを整理します。提出後なら、どのデータを送り、何が確認待ちで、正式な納品を何回送ったかも重要です。同じ「まだ終わっていない」という表現でも、対象になる情報は異なります。

※表は横にスクロールできます。

現在の段階先に整理すること急いで決めつけないこと
購入直後依頼条件、初回返信、着手の有無購入だけで全条件が合意済みとは限らない
資料待ち不足資料、依頼した日時、回答待ち項目返信がない理由を推測しない
制作途中完成した工程、残作業、提出済み素材作業時間だけで精算額が決まると思わない
提出後提出版、指摘内容、正式な納品の状態単なる提出と取引完了を混同しない
キャンセル申請中理由、送信日時、相手の回答送信だけで成立したと扱わない

ここでの表は相談準備のための整理方法です。個別の返金額や利用権を決めるルールではありません。作業をどこまで行ったかという事実と、その作業にいくら支払うかという合意は別に扱いましょう。

通常の申請は出品者側から行う

ココナラの公式ヘルプでは、通常の取引をキャンセルする場合、出品者がトークルームからキャンセルリクエストを送信すると案内されています。理由を正確に伝えず、一方的に申請することは避けるよう説明されています。購入者から中止の相談が来た場合も、内容を確認し、必要な条件を話し合ってから対象の操作へ進めます。

操作を探す前に、トークルーム内に連絡を残しているか確認してください。公式案内では、一度もメッセージを送っていない状態や、二回目の正式な納品後など、キャンセルメニューが表示されない条件があります。画面に見当たらないときに別の取引を操作したり、正式な納品を送って代用したりしないことが大切です。

出典:ココナラ公式ヘルプ「トークルームのキャンセル方法(出品者向け)」

正式な納品は話し合いを終わらせる手段にしない

納品とキャンセルは、目的が異なる手続きです。納品は合意したサービスを提供したことを伝える工程であり、返事を引き出すための催促や、やりとりから離れるためのボタンではありません。制作途中で相手の返事が止まっているなら、何が不足して作業が止まったかを連絡し、継続か終了かを相談します。

公式ヘルプも、サービス未提供・提供途中の状態では正式な納品をしないよう注意しています。完成したものを渡して確認待ちなのか、必要資料がなくて完成できていないのかを分けることが重要です。この区別をせずに操作すると、相手からは「完了していないのに納品された」と受け取られます。

出典:ココナラ公式ヘルプ「購入者から連絡がない」

電話相談や終了済み取引へ同じ手順を当てはめない

電話相談では、今すぐ電話か予約電話か、既に通話が発生したかによって扱いが違います。通常の制作サービスのキャンセル説明だけを読み、通話後も同じ操作ができると思い込まないようにします。自分のサービス種別に合う公式ヘルプを確認してください。

既にクローズした取引も、進行中のトークルームと同じ状態ではありません。終了後の返金相談やデータの不備は、終了日時と経緯を整理して公式窓口へ確認します。この記事の文例だけを根拠に、対応できるか未確認の返金方法を約束しないことが安全です。

出典:ココナラ公式ヘルプ「電話相談のキャンセル方法」

合意前に確認する納品物・料金・利用範囲

キャンセル合意前に納品物と料金と利用範囲を確認する画像

合意した範囲と今の成果物を並べて確認する

制作途中のキャンセルでは、「これまで何を約束し、どこまで出来ているか」を並べます。サービス説明、見積もり、購入後に追加した条件をたどり、最終的に合意した内容を確認してください。相手が求めていることをすべて元の依頼に含めるのも、説明不足をすべて追加依頼として扱うのも適切ではありません。

たとえば、アイコン制作で線画まで進んでいる場合、ラフの確認済み部分、未確認の配色、購入者から受け取った参考資料、送信済み画像を分けて記録します。「半分できた」という感覚的な表現より、「ラフ承認済み、線画提出済み、着彩未着手」の方が、双方が状況を確かめやすくなります。

文章制作でも同じです。構成のみ合意済みなのか、本文を提出して修正中なのかで話し合う内容は変わります。内部で下調べに時間を使ったことと、購入者が利用できる完成物を受け取ったことを同一視しないようにしましょう。時間の記録は判断材料ですが、それだけで相手の支払義務や金額が自動的に決まるわけではありません。

全額キャンセルと一部金額の調整は手続きを確認する

「一部だけ返金するので、残りはそのまま受け取る」と話がまとまっても、画面上で同じ処理ができるとは限りません。ココナラは、追加のおひねりやトークルーム開始後に追加購入されたオプションと、サービス購入時のオプションや基本代金の減額を分けて案内しています。対象と支払ったタイミングを先に確認します。

公式ヘルプでは、追加分の取消しを運営に相談するケースと、正しい金額での再購入と全額キャンセルを組み合わせるケースがあります。元の取引を先に閉じると必要な選択肢を使えなくなる場合もあるため、再購入が絡むときは公式手順を読み、順番を確認してから操作してください。

出典:ココナラ公式ヘルプ「おひねり・有料オプション・一部金額のキャンセル方法」

銀行口座への直接送金や別サービスでの決済を、操作が面倒だからという理由で提案するのは避けます。取引履歴と決済履歴が分かれると、どの費用を清算したのか説明しにくくなります。サービス内で用意された方法を確認し、分からない条件は問い合わせで明らかにしましょう。

返金額と返金時期を一緒に約束しない

キャンセル成立と、購入者の手元に返金が反映されることは同時とは限りません。支払方法や決済状況による違いがあるため、出品者が「今日中に口座へ戻る」と独自に保証することは避けます。自分が確認できるのは、対象取引でキャンセルが成立しているか、公式の返金案内は何かという範囲です。

購入者に聞かれたときは、成立した日時と、支払方法に応じた公式案内の確認を伝えると整理しやすくなります。返金について問い合わせる際も、カード番号など不要な機密情報をトークルームへ送ってもらう必要はありません。公式窓口が求める情報を、その窓口で安全に提出してもらいます。

「売上が立たないから作業代を必ずもらう」「キャンセルだから制作物を自由に使えるはず」といった短絡的な結論も避けてください。費用と成果物の取り扱いは、実際の条件に沿って別々に確認する必要があります。

渡したデータを使えるかは明文化する

キャンセルするときは、送信済みのラフ、画像、文章、編集用データを一覧にし、取引終了後の利用について話し合います。「キャンセルに合意しました」という一文だけでは、途中の案を公開してよいか、社内資料として残してよいかまで一致しているとは限りません。

ここで大切なのは、権利関係を勝手に断定せず、合意済みの利用条件を確認することです。自作部分、購入者の提供素材、第三者の写真やフォントなどが混ざっている場合、すべてを一つの扱いにできないことがあります。利用できる範囲を説明する必要があるときは、契約・ライセンスを確認し、判断が難しいものは専門家へ相談します。

確認文は「これまで送付した未完成案について、公開・商用利用は行わないという整理でよいか確認させてください」のように、対象と希望する扱いを示します。まだ合意していないことを「使用禁止です」と過去の約束のように書かないようにしましょう。相手から反対意見があれば、理由と元の条件を照合します。

保存が必要な情報と削除を相談する情報を分ける

取引記録として残すべき情報と、業務上不要になった個人情報や提供素材は別に管理します。経緯を説明するための必要最小限の記録を確保しつつ、相手の資料を今後の実績紹介や営業資料へ流用しないことが基本です。保存や削除について取り決めがあるなら、その条件を確認します。

データ削除を求めるときも、何を対象にするかが必要です。「全部消してください」だけでは、完成物、ラフ、請求の記録、やりとりの控えのどれを指すか分かりません。法律上の保存義務などが関わることもあるため、一律の即時削除を保証せず、対象と対応可能な範囲を整理してください。

契約条件の見落としを点検したい場合は、業務委託契約書で確認したい項目も参考になります。ココナラの取引では、個別の合意とサービスの規約・機能の両方を確認する姿勢が必要です。

購入者と相談してキャンセル理由を記録する

キャンセル理由と合意内容を文章で記録する場面

最初の連絡は事実・影響・提案の順で書く

相談文は長い弁明から始めるより、何が起きたか、そのままでは何が難しいか、どの対応を相談したいかを順に書きます。購入者が返答すべき点を絞ると、やりとりが進みやすくなります。相手の性格や意図を評価する言葉は、問題解決に必要な情報ではありません。

たとえば出品者の都合で作業を続けられない場合は、提供に支障が出る事実と納期への影響を伝えます。私生活の事情を詳細に開示しなくても、対応の見通しを説明することはできます。「大変な事情があるので理解してください」だけで終わらせず、継続できるか、中止が必要かを示しましょう。

以下の文例は説明用です。名前、日付、作業内容、料金、既に合意した条件に合わせて書き換えてください。文例を送るだけでキャンセルが成立したり、相手に同意義務が生じたりするものではありません。

出品者の事情で継続が難しい場合の文例

「ご依頼いただいている○○についてご相談です。こちらの事情により、合意した○月○日までの提供が難しくなりました。現在は○○まで進んでおり、○○は未着手です。お待ちいただいているところ申し訳ありません。納期変更での継続が難しい場合は、今回のお取引のキャンセルを相談させてください。送付済みデータと返金手続きの扱いも、申請前に確認できればと思います。」

この文では、責任をあいまいにせず、進捗と相談内容を伝えています。ただし、実際には延長しても完成できないなら、納期変更の案を入れないでください。相手が選べるように見えて、実現できない選択肢を提示すると、再び約束を破る原因になります。

購入者が「この日を過ぎると使えない」と伝えている場合は、その使用予定日を踏まえます。単に「一週間遅らせてください」と言う前に、遅延後の成果物に意味があるかを確認します。代替案がないことを早く伝える方が、相手が別の手配をする時間を確保できる場合があります。

範囲や期待の行き違いがある場合の文例

「現在のご要望について確認させてください。今回の合意内容は○○で、追加でいただいた○○は当初の範囲に含まれていない認識です。元の範囲で進める案と、追加条件を相談して進める案を考えています。いずれもご希望に合わない場合は、取引の終了を含めて相談させてください。認識が違っている箇所があれば、該当のやりとりをご教示いただけますでしょうか。」

相手の要望を即座に不当と決めつけない文面にするのがポイントです。出品ページの説明があいまいだったり、見積もりの中で追加内容を了承していたりする可能性もあります。認識が違う箇所を具体的に示してもらい、自分側の記録と照合します。

合意していない追加料金を請求書のように確定事項として送るのは避けましょう。継続のための提案と、既に成立した条件を区別します。追加料金に同意が得られない場合も、直ちに相手の落ち度とせず、元の範囲で完了できるかを検討します。

理由は評価への有利不利で選ばない

キャンセル時に選ぶ理由は、実際の経緯と一致するものにします。「この理由なら評価されにくそう」という都合で違う理由を選ぶと、申請内容とトークルームの記録に食い違いが生じます。相手に同意を求める際も、実際には出品者側の事情なのに購入者都合と書いてもらうよう頼むべきではありません。

公式ヘルプでは、選択した理由や自動キャンセルかどうかにより、評価入力の有無が異なると説明されています。キャンセル後は必ず評価不能になるわけでも、すべてのケースで自動評価が付くわけでもありません。該当する理由の説明を確認し、結果を相手へ保証しないようにします。

出典:ココナラ公式ヘルプ「キャンセル時の評価入力」

合意内容を一度まとめてから申請する

何度もメッセージを往復したら、申請前に短いまとめを送ります。対象の取引、終了する範囲、料金調整の方法、送付済みデータの扱い、双方に残る対応を書きます。会話の途中で提案した案と、最終的に採用した案が混ざらないようにするためです。

  • 今回終了する取引とサービス名は一致しているか
  • 全額キャンセルか、一部調整に必要な手続きかを確認したか
  • 渡したデータと、取引終了後の利用について認識がそろっているか
  • キャンセル理由の文面が実際の経緯と合っているか
  • まだ確認中の事項を「合意済み」と書いていないか

相手がまとめの一部に反対した場合は、その項目だけを切り分けて確認します。すべてを最初から言い争う必要はありません。合意できた項目と未解決の項目を分けることで、公式窓口へ相談する場合も事情を説明しやすくなります。

返事がない・合意できない場合の確認先

返事がない場合や合意できない場合に履歴を確認する場面

返信待ちでは必要な回答と期限を具体化する

返信がないときは、最後に送ったメッセージを読み直します。質問が多すぎる、選択肢が曖昧、何を返せば作業が進むのか分かりにくい、といった点がないか確認しましょう。単に「ご確認お願いします」を繰り返すより、未回答の項目を番号で示す方が返答しやすくなります。

期限は「できるだけ早く」ではなく、日付と必要に応じて時刻で示します。ただし、相手が現実的に確認できる時間を考えず、数時間後を一方的な最終期限にするのは避けます。もともとの納期、これまでの返信間隔、休日、資料の準備に必要な時間を踏まえた相談にします。

「○月○日までに、①使用予定日、②現時点での継続希望、の二点をご連絡いただけますでしょうか。回答がない場合は制作を進められないため、取引のキャンセルを相談する予定です」のように、求める回答とその後の対応を示します。返事がないことだけで、相手の悪意を断定する必要はありません。

申請後の時間と状態を確認する

出品者から送ったキャンセルリクエストは、購入者の合意、または所定の時間内に差し戻しがない場合に成立する仕組みです。公式説明では、単純に送信から二十四時間ちょうどではなく、その後に来る正時が基準になります。自分の計算だけで成立を宣言せず、画面の状態を確認してください。

差し戻された場合は、申請が取り消され、話し合いを続ける段階になります。何度も同じ内容を送り直して相手を疲れさせるのではなく、どこに異論があるのかを確認しましょう。条件の変更を伴うなら、新しい提案として説明し、以前の同意を流用しないことが大切です。

出典:ココナラ公式ヘルプ「キャンセルリクエスト送信後の流れ」

購入者側からのリクエストにも放置せず応答する

一定の条件では、購入者側からキャンセルリクエストが送られることがあります。公式案内では、出品者から四日間以上連絡がなく、購入者が最後のメッセージ送信者である場合などの条件が示されています。出品者が連絡を止めて自然に解決するのを待つ運用は、取引管理として適切ではありません。

通知を受け取ったら、対象のサービスとこれまでの連絡を確認し、対応できる状況を正直に伝えます。作業を続けられないのに「すぐ納品します」とだけ返信して時間を延ばすのは避けましょう。実現できる次の行動、またはキャンセル相談の必要性を示します。

出典:ココナラ公式ヘルプ「購入者からのキャンセルリクエストについて」

問い合わせは時系列と未解決点を添える

当事者で認識がそろわない、対象の操作が表示されない、正式な納品後で通常の手続きが使えない、といった場合は、公式ヘルプを確認したうえで問い合わせます。運営に連絡すれば必ず希望どおりに取消しになると考えず、機能上の扱いや適切な確認方法を聞く姿勢が必要です。

相談材料は、取引を特定する情報、合意した内容、発生した問題、これまでの提案、相手の回答、確認したい質問です。時系列は、購入、資料受領、提出、修正依頼、キャンセル相談の順に短くまとめます。大量のスクリーンショットだけを添えるより、何を確認してほしいかを先に書く方が伝わります。

「相手が納得しません。何とかしてください」ではなく、「基本代金の一部調整に合意していますが、二回目の正式な納品後でキャンセルメニューがありません。現在の状態で利用できる手続きを確認したいです」と、具体的に尋ねます。これは問い合わせ内容の例であり、同じ対応がすべての取引で認められることを意味しません。

出典:ココナラ公式のお問い合わせ

非表示になる前に必要な記録を整理する

公式案内では、キャンセルとなったトークルームは三日後に内容が非表示になります。あとで読むつもりで放置せず、終了条件や送付ファイルの一覧など、取引を説明するために必要な情報を整理してください。保管した情報はアクセスできる人を絞り、無関係なサービスへ転載しないようにします。

保存の目的は、相手を公開の場で責める材料を集めることではありません。金額の確認、同じ行き違いの防止、適切な窓口への説明に使うためです。購入者の名前や依頼内容を、本人の了承なくSNSやブログへ掲載することは避けます。匿名にしたつもりでも、細部の組合せで特定される場合があります。

脅迫的な連絡や、第三者の権利に関わる重大な問題などがある場合は、通常の文例だけで対処しようとせず、記録を保全して公式窓口や適切な専門家へ相談します。この記事は個別紛争の法律判断を代行するものではありません。

次の取引で行き違いを減らす条件設計

次の取引の範囲と期限と修正条件を明確にする場面

キャンセルの原因を一つの運用変更へつなげる

取引が終了したら、誰が悪かったかという評価だけで終わらせず、どの情報がいつ不足したのかを振り返ります。納期の食い違いなら使用予定日の確認、追加作業の行き違いなら対象範囲の一覧、資料待ちなら着手条件の明確化が改善につながります。

すべての依頼を厳格な長文規約で覆おうとすると、購入者が重要な条件を見つけにくくなることもあります。今回の問題に直結した確認点を、見積もりや初回メッセージへ一つずつ加える方が運用しやすいでしょう。条件を増やすこと自体ではなく、誤解されやすい部分を読みやすくすることを目指します。

たとえば「修正無制限」と書いていて困ったなら、単に小さく例外を追記するのではなく、何を修正とし、方向性の変更や追加案をどう相談するかを説明し直します。既に購入された取引へ新しい条件を一方的にさかのぼって適用しないことも重要です。

完成条件を成果物と確認方法で示す

完成条件は「満足していただけるまで」だけでなく、納品物の数、形式、サイズ、内容、確認工程で示します。たとえば「バナー一点、指定サイズ、PNG形式、文言と画像は購入者が支給、初稿後に合意範囲内の修正」という形なら、双方が対象を確認できます。

相手の満足を軽視するという意味ではありません。何をもって提供完了と考えるかが不明だと、同じ言葉でも異なる期待を抱えたまま進みます。使用目的や参考例を聞き、完成物の要件へ落とし込むことで、最後に初めて大きな認識差が表面化するのを防ぎます。

資料の受領期限も、制作期間とセットで伝えましょう。「納期は十日」より、「必要な資料と仕様がそろった日から制作に入る。資料が遅れる場合は納品日を再相談する」と条件を示す方が実務に合います。ただし、購入者が既に具体的な日付を希望しているなら、その日まで可能かを個別に確認します。

追加依頼は取りかかる前に範囲と条件を合わせる

取引中に新しい要望が出ること自体は珍しくありません。問題は、対応の可否や費用、納期を確認する前に作業を始めてしまうことです。追加依頼を受けたら、元の範囲に含まれるか、別料金が必要か、予定に影響するかを先に整理します。

「その内容も対応できます」とだけ答えると、無料で元の納期のまま対応すると受け取られる可能性があります。「追加一案は対応可能ですが、料金と提出日の変更が必要です。条件をご確認いただいてから着手します」と、実行条件をセットにしましょう。相手が判断できる情報を先に渡すための確認です。

変更履歴は長くなくて構いません。「○月○日、画像一枚追加、追加料金○円、最終納期○月○日、双方確認済み」のように、何が変わったかを一行で整理します。これにより、途中で終了を相談する場合も、最終条件を探し直す負担を減らせます。

連絡できない期間を作る前に見通しを伝える

返信できない日がある場合は、購入後に連絡を止めるより、対応可能な時間帯や次の返信予定を伝えます。常時返信を約束する必要はありませんが、購入者が待つ目安を持てるようにします。急な事情で予定が変わった場合も、詳細をすべて説明するより、納期への影響と次の連絡時刻を知らせることが重要です。

新規の依頼を受ける余力がないときは、受付状態を見直すことも検討します。進行中の取引を抱えたまま、対応可能性を確認せず受注し続けると、同じキャンセル理由が繰り返されます。受注件数だけでなく、確認待ちや修正対応を含む時間を見込んでください。

案件の流れ全体を整理したい場合は、クラウドソーシングの応募から納品までの流れを確認すると、条件を決める段階と作業を始める段階を分けやすくなります。

収支の記録では売上・返金・未入金を混ぜない

取引を終了したら、制作管理だけでなく金額の記録も見直します。受注予定額、成立した売上、キャンセルされた金額、実際に入金された金額を区別しておくと、月末に数字が合わない理由を探しやすくなります。途中まで作業した時間は、売上額とは別に記録して、今後の見積もりへ活用できます。

会計上の処理は、実際の取引内容や事業の状況によって確認が必要です。帳簿の数字を操作して帳尻を合わせるのではなく、決済明細や取消しの記録に基づいて整理します。記録の仕組みを選ぶ際は、副業向け会計ソフトの比較と選び方も参考になります。

キャンセル対応の基本は、状態を把握し、条件をそろえ、理由を正確に伝え、成立後の記録を残すことです。納品や評価の操作で話し合いを急いで終わらせようとせず、未解決の項目を一つずつ確認してください。次の受注では、その経験を範囲・期限・修正条件の分かりやすい説明へつなげましょう。

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