履歴書の職歴の書き方|「現在に至る」「以上」・アルバイト・派遣まで例文で解説

履歴書の職歴の書き方と現在に至る・以上・雇用形態を整理した1200×630のアイキャッチ 転職・求人

履歴書の職歴欄を書くとき、「会社名はどこまで正式に書く?」「在職中は『現在に至る』でいい?」「最後の『以上』はどこに置く?」「アルバイトや派遣も書く?」と迷う人は少なくありません。

基本は、勤務先への入社・退社を古い順に、事実に沿って読みやすく書くことです。ハローワークの「応募書類の作り方」でも、職歴は勤務先への入社・退社を古い順に記載することを基本とし、必要に応じて異動・昇格・出向や雇用形態、所属部署、職務内容などを補足する方法が示されています。

在職中なら職歴の最後に「現在に至る」、その後に職歴欄の締めとして「以上」を記載します。正社員以外の派遣社員・契約社員・アルバイト・パートなどは、雇用形態が分かるように書くのがポイントです。

この記事では、職歴欄の基本、「現在に至る」「以上」の位置、アルバイト・パート・派遣・契約社員の書き方、短期離職や転職回数が多い場合、職務経歴書との使い分けまで例文付きで整理します。

迷いやすい項目 基本の考え方
会社名 「(株)」と略さず正式名称で記載
年月 和暦・西暦のどちらかに統一
在職中 職歴の最後に「現在に至る」
職歴の締め 最後に「以上」
アルバイト・パート 必要な場合は雇用形態を明記
派遣 派遣社員であることや派遣元・派遣先が分かるよう整理
職歴が多い 履歴書は要約し、職務経歴書で詳細を補足
  1. 履歴書の職歴の書き方|基本ルールを先に整理
    1. 職歴は古いものから時系列で書く
    2. 会社名は正式名称で書く
    3. 和暦か西暦かを履歴書全体で統一する
    4. 入社・退社だけでなく異動や昇格を補足してもよい
    5. 会社以外の勤務先では「入社」にこだわらない
  2. 「現在に至る」「以上」の書き方|在職中・退職予定の例文
    1. 在職中なら「現在に至る」と書く
    2. 退職予定が決まっている場合
    3. 「以上」は職歴欄の終わりを示す
    4. 退職済みなら「現在に至る」は使わない
  3. アルバイト・パート・派遣・契約社員の職歴の書き方
    1. アルバイト・パートは必要な経歴を選んで記載
    2. 複数の短期アルバイトはまとめて書く方法もある
    3. 契約社員は雇用形態を明記する
    4. 派遣社員は派遣就業であることを明確にする
  4. 職歴が多い・短期離職・ブランクがある場合のまとめ方
    1. 短期離職も事実に沿って記載する
    2. 職歴が多い場合は履歴書を詰め込みすぎない
    3. ブランクは必要に応じて簡潔に説明する
    4. 会社の合併・商号変更がある場合
  5. 履歴書と職務経歴書の違い|職歴はどこまで詳しく書く?
    1. 履歴書は「経歴の一覧」
    2. 職務経歴書は「経験・能力・実績の説明」
    3. アルバイト経験も職務経歴書で強みにできる
    4. 履歴書の他の項目も整合させる
  6. 職歴欄の例文と最終チェック|提出前に確認したいポイント
    1. 正社員・退職済みの例
    2. 在職中の例
    3. アルバイトの例
    4. 派遣社員の例
    5. 提出前チェックリスト
    6. よくある質問
      1. 「現在に至る」と「以上」は両方書きますか?
      2. 「以上」は右寄せしないとダメですか?
      3. 学生時代のアルバイトは全部書きますか?
      4. 派遣社員は派遣元と派遣先どちらを書きますか?
      5. 短期離職は省略してもいいですか?
    7. まとめ|職歴は「正確・時系列・雇用形態が分かる」が基本
    8. 参考にした公的情報

履歴書の職歴の書き方|基本ルールを先に整理

履歴書の職歴欄で年月・会社名・入退社を時系列に整理する基本ルールの1200×630見出し画像

職歴欄は「働いた会社を全部並べればよい」というだけではありません。採用担当者が経歴を追いやすいよう、年月・会社名・入退社・雇用形態・必要な補足を統一したルールで並べます。

職歴は古いものから時系列で書く

ハローワークの案内では、勤務先への入社・退社の経歴を古い順に記載するのが基本です。転職経験が複数ある場合も、最初の勤務先から現在まで順番に並べます。

例:

年 月 職歴
令和2 4 株式会社ABC 入社
令和4 9 一身上の都合により退職
令和4 10 株式会社DEF 入社

会社名は正式名称で書く

「(株)ABC」のように省略せず、「株式会社ABC」のように正式名称で記載します。商号変更があった場合は、現在の会社名が分かるように補足すると経歴が伝わりやすくなります。

支店・店舗・事業所単位で勤務していた場合は、必要に応じて「株式会社ABC 新宿支店」のように補足します。

和暦か西暦かを履歴書全体で統一する

履歴書の年号は、和暦・西暦どちらでも構いませんが、学歴・職歴・資格欄などで表記を統一します。「令和4年」「2022年」が混在すると読みにくくなるため避けましょう。

入社・退社だけでなく異動や昇格を補足してもよい

ハローワークでは、職歴に「異動・昇格・出向」などを記載する方法も示しています。応募職種と関係する経験であれば、所属部署や職務内容を1行程度で補足すると伝わりやすくなります。

年 月 職歴
令和2 4 株式会社ABC 入社
営業部に配属 法人営業を担当
令和4 7 営業部主任に昇格

会社以外の勤務先では「入社」にこだわらない

ハローワークでは、学校・病院・個人事業所・各種団体・官公庁など、会社以外の就業先では「勤務」または「入職」-「退職」を使う方法を案内しています。

たとえば病院なら「○○病院 入職」、学校なら「学校法人○○学園 勤務」といった書き方が自然です。

「現在に至る」「以上」の書き方|在職中・退職予定の例文

在職中の履歴書で現在に至ると以上を書く位置を整理した1200×630の見出し画像

職歴欄で特に迷いやすいのが「現在に至る」と「以上」です。どちらも職歴の最後に使いますが、意味と役割は違います。

在職中なら「現在に至る」と書く

現在も勤務している会社がある場合、ハローワークでは職歴の最後に「現在に至る」と記載する方法を示しています。

年 月 職歴
令和5 4 株式会社ABC 入社
営業部にて法人営業を担当
現在に至る
以上

退職予定が決まっている場合

退職日が決まっている場合は、ハローワークの例にあるように、

現在に至る(令和○年○月末退職予定)

と補足できます。契約社員などで期間満了が決まっている場合は、

現在に至る(令和○年○月末契約期間満了見込)

といった書き方も可能です。

「以上」は職歴欄の終わりを示す

ハローワークは、職歴の記載の最後に「以上」と記載すると案内しています。

「以上」は在職中・退職済みにかかわらず、職歴がここで終わることを示すためのものです。最後の職歴の次の行に書き、履歴書のレイアウトに余裕があれば右寄せにします。

退職済みなら「現在に至る」は使わない

すでに退職している場合は、最後の勤務先について「一身上の都合により退職」「契約期間満了により退職」など事実に沿って書き、その後に「以上」と記載します。

年 月 職歴
令和3 4 株式会社ABC 入社
令和6 8 一身上の都合により退職
以上

アルバイト・パート・派遣・契約社員の職歴の書き方

アルバイト・派遣・契約社員など雇用形態別の職歴の書き方を整理した1200×630の見出し画像

正社員以外の職歴は、採用担当者が雇用形態を誤解しないよう、アルバイト・パート・派遣社員・契約社員であることを明記します。

アルバイト・パートは必要な経歴を選んで記載

ハローワークの最新パンフレットでは、学業期間中のアルバイトは通常は記載しないとしています。ただし、卒業後のアルバイトや、学業中でも応募職種に関係する仕事、責任ある業務、ビジネスマナーなどをアピールできる経験は、アルバイトであることを明記したうえで記載する方法が示されています。

例:

年 月 職歴
令和5 4 株式会社ABC 新宿店 入社(アルバイト)
接客・レジ・新人教育を担当
令和6 8 同社 退社

「アルバイトとして入社」と書いても構いません。パートの場合は「アルバイト」を「パート」に置き換えます。

複数の短期アルバイトはまとめて書く方法もある

ハローワークでは、複数のアルバイト経験をまとめて記載する例も示しています。応募先に関連する経験が複数ある場合や、職歴欄のスペースが限られる場合に使いやすい方法です。

例:

令和4年4月〜令和5年3月 以下の事業所にてアルバイトに従事
・株式会社ABC 販売スタッフ
・株式会社DEF 飲食店ホールスタッフ

契約社員は雇用形態を明記する

契約社員の場合は、会社名の後に「契約社員として入社」などと記載します。期間満了で退職した場合は「契約期間満了により退職」とすると経緯が分かりやすくなります。

年 月 職歴
令和4 4 株式会社ABC 契約社員として入社
令和6 3 契約期間満了により退職

派遣社員は派遣就業であることを明確にする

ハローワークの資料では、正職員以外の派遣社員などは雇用形態が分かるように記載する方法が案内されています。また、派遣就業の記載例として、派遣元と派遣先を区別する書き方も示されています。

例:

令和4年4月 株式会社○○(派遣元)に登録・雇用
株式会社△△へ派遣 営業事務に従事
令和5年9月 株式会社△△での派遣就業終了

あるいは、

令和4年4月 株式会社△△において派遣社員として営業事務に従事(令和5年9月まで)

のように整理する方法もあります。派遣先が複数ある場合は、応募先に関連する派遣先・業務を優先し、詳しい業務内容は職務経歴書で補足すると読みやすくなります。

職歴が多い・短期離職・ブランクがある場合のまとめ方

職歴が多い場合・短期離職・ブランクがある場合の整理方法を示す1200×630の見出し画像

転職回数が多い、短期離職がある、仕事をしていない期間がある場合でも、履歴書では事実関係を変えずに整理することが重要です。

短期離職も事実に沿って記載する

短期間で退職した会社だけを意図的に消すと、面接や入社後の確認で経歴と整合しなくなる可能性があります。履歴書の職歴欄では、入社・退職の事実を正確に記載し、必要なら職務経歴書や面接で事情を説明できるようにします。

退職理由は、詳細な事情まで職歴欄に書き込む必要はありません。「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」「契約期間満了により退職」など簡潔にまとめます。

職歴が多い場合は履歴書を詰め込みすぎない

会社ごとに仕事内容を何行も書くと、履歴書が読みにくくなります。履歴書では会社名・入退社・雇用形態・重要な部署や職種だけをまとめ、詳細は職務経歴書に分ける方が効果的です。

例:

書類 書く内容
履歴書 株式会社ABC入社/営業部配属/退職
職務経歴書 営業対象、担当件数、実績、使用ツール、マネジメント経験など

ブランクは必要に応じて簡潔に説明する

長い空白期間がある場合は、「求職活動」「家族の介護」「資格取得のため学習」など、事実に沿って簡潔に補足すると時系列が分かりやすくなります。

ただし、履歴書に長い説明を書く必要はありません。採用担当者に確認される可能性の高い期間だけ、1行程度で整理し、詳しい説明は面接で行います。

会社の合併・商号変更がある場合

在籍中に会社名が変わった場合は、「株式会社ABC 入社(現・株式会社XYZ)」など、同じ会社であることが分かるように補足します。会社合併によって所属会社が変わった場合も、経歴がつながるように記載します。

履歴書と職務経歴書の違い|職歴はどこまで詳しく書く?

履歴書と職務経歴書の役割の違いを整理した1200×630の見出し画像

履歴書と職務経歴書は、どちらも職歴を書く書類ですが役割が違います。ハローワークは、職務経歴書の目的を採用担当者に実務能力をアピールすることと説明しています。

履歴書は「経歴の一覧」

履歴書の職歴欄は、いつ・どこで・どのような雇用形態で働いてきたかを短時間で把握してもらうための一覧です。

部署・職種・担当業務を補足する場合も、1〜2行程度で簡潔にまとめるのが基本です。

職務経歴書は「経験・能力・実績の説明」

職務経歴書では、担当業務、役割、成果、使用したツール、マネジメント経験、応募先で活かせるスキルなどを詳しく書きます。

たとえば履歴書に「法人営業を担当」と書いた場合、職務経歴書では次のように具体化できます。

  • 担当顧客:法人約50社
  • 新規開拓・既存顧客フォロー
  • 年間売上○○万円
  • 新人2名のOJTを担当

アルバイト経験も職務経歴書で強みにできる

ハローワークでは、職務経歴書では応募職種に関連するアルバイト経験もアピール材料にできると案内しています。

正社員経験が少ない場合でも、接客、販売、教育、在庫管理、事務処理など、応募先で活かせる経験を具体化すると説得力が出ます。

履歴書の他の項目も整合させる

職歴欄と、志望動機・本人希望欄・学歴欄・職務経歴書の内容が矛盾しないように確認します。

学歴については履歴書の学歴はいつから書く?、志望動機については履歴書の志望動機はどう書く?でも整理しています。

職歴欄の例文と最終チェック|提出前に確認したいポイント

履歴書の職歴欄を提出前に確認する最終チェック用1200×630の見出し画像

最後に、よくあるケースごとの例文と、提出前のチェックポイントをまとめます。

正社員・退職済みの例

年 月 職歴
令和2 4 株式会社ABC 入社
営業部に配属 法人営業を担当
令和5 3 一身上の都合により退職
以上

在職中の例

年 月 職歴
令和5 4 株式会社ABC 入社
人事部にて採用業務を担当
現在に至る
以上

アルバイトの例

年 月 職歴
令和4 6 株式会社ABC 新宿店 入社(アルバイト)
接客、レジ、商品管理を担当
令和6 2 同社 退社
以上

派遣社員の例

年 月 職歴
令和4 4 株式会社ABC(派遣元)より株式会社DEFへ派遣
営業事務として受発注・資料作成を担当
令和5 9 株式会社DEFでの派遣就業終了
以上

提出前チェックリスト

  • 学歴と職歴を分けて記載している
  • 年月は和暦または西暦で統一している
  • 会社名を正式名称で書いている
  • 入社・退社を古い順に並べている
  • 派遣・契約社員・アルバイトなど雇用形態が分かる
  • 在職中なら「現在に至る」がある
  • 職歴の最後に「以上」がある
  • 履歴書と職務経歴書の年月が一致している
  • 短期離職やブランクを事実に沿って整理している
  • 誤字・脱字・会社名の表記ミスがない

よくある質問

「現在に至る」と「以上」は両方書きますか?

在職中なら両方使います。現在の勤務先の記載後に「現在に至る」、その後に職歴の締めとして「以上」と書きます。

「以上」は右寄せしないとダメですか?

厳密な法的ルールではありませんが、履歴書では職歴欄の終わりが分かるよう、最終行の右側に配置する書き方が一般的です。フォームのレイアウトに合わせて読みやすく配置してください。

学生時代のアルバイトは全部書きますか?

ハローワークでは学業期間中のアルバイトは通常記載しないとしています。ただし、応募職種に関係する経験や、責任ある業務、ビジネスマナーなどをアピールできる場合は記載して構いません。

派遣社員は派遣元と派遣先どちらを書きますか?

派遣就業であることが分かるようにし、派遣元と派遣先の関係が読み取れる書き方にすると分かりやすいです。派遣先が多数ある場合は、履歴書では主要な経歴を整理し、職務経歴書で詳細を補足する方法があります。

短期離職は省略してもいいですか?

経歴の整合性を保つため、事実に沿って記載するのが基本です。職歴が多い場合でも、履歴書では簡潔にし、職務経歴書で詳しく説明する方法を検討しましょう。

まとめ|職歴は「正確・時系列・雇用形態が分かる」が基本

  • 職歴は入社・退社を古い順に記載する
  • 会社名は正式名称で書く
  • 和暦・西暦は履歴書全体で統一する
  • 在職中は「現在に至る」
  • 職歴の最後に「以上」
  • アルバイト・パート・派遣・契約社員は雇用形態を明記する
  • 学業中のアルバイトは通常省略し、必要な経験だけ記載する方法がある
  • 職歴が多い場合は履歴書を簡潔にし、職務経歴書で詳細を補足する

職歴欄は、経歴を立派に見せるための欄ではなく、これまでの働き方を採用担当者に分かりやすく伝えるための欄です。事実を正確に、読みやすく整理することを優先しましょう。

参考にした公的情報

※企業から指定の履歴書様式や記載方法が示されている場合は、その指示を優先してください。本記事は一般的な応募書類の作成方法を整理したものです。

タイトルとURLをコピーしました