BOOTH倉庫の使い方|納品・在庫・保管料と返送を同じ記録で確認

完成した紙作品を前に、BOOTH倉庫の保管申込、入荷、注文、返送を別の記録で確認するイメージ 副業

BOOTH倉庫を使うときは、送った個数だけでなく、保管申込、配送の到着、入荷完了、注文受付、発送完了を分けて記録します。倉庫へ荷物が届いたことと販売在庫へ反映されたことは別で、「後から入荷」を使うかどうかによって在庫欄の読み方も変わります。

この記事では、二種類の紙作品を倉庫へ送る準備から始め、入荷数の照合、受付在庫と引当可能在庫、月の販売率、返送の条件と費用を具体例で確認します。商品を登録した後に、どの数字を見て、どの記録を残せばよいかを順に整理しましょう。

公式情報は2026年10月11日確認。成人のショップオーナーが完成した紙作品を自宅から送る場合を中心に扱います。品番A・B、個数、月次集計、問い合わせ文は説明用の架空例で、実際の管理画面や受付結果ではありません。通常入荷の本線、後から入荷の比較、別月の集計、返送時点の記録を区別し、実在庫の一続きの残数として合算しないでください。

  1. 倉庫へ送る商品と販売方式を決める
    1. 自宅発送・倉庫・オンデマンドを分ける
    2. 現物と登録バリエーションの単位をそろえる
    3. 通常入荷と後から入荷の受付を区別する
    4. 一申込の下限と商品の受入条件を確認する
  2. 品番・個数・保管申込をそろえて納品する
    1. 登録画像と品番ラベルを現物に対応させる
    2. 商品保管申込書と外箱の保管IDを区別する
    3. 印刷準備と箱ごとの発送記録をそろえる
    4. 送り先・送料・破損対策を最後に照合する
  3. 到着と入荷完了を分けて販売在庫を確かめる
    1. 配送完了は倉庫の入荷完了とは違う
    2. 三〜五営業日は到着の翌営業日からの目安
    3. 申込三十個と実際二十九個の差を消さない
    4. 通知の数と販売に使う在庫欄を照合する
  4. 後から入荷と注文済み商品の数を分けて管理する
    1. 表示在庫は受け付ける注文の個数として読む
    2. 入荷十個でも受付数へ自動加算しない
    3. 注文済み点数の上限特例は条件付きで使う
    4. 追加納品の判断には同じ時点の数値を使う
  5. 保管料は注文数ではなく発送完了数から確認する
    1. 月の販売率の分母と分子を集める
    2. 発送九個なら十八%、十個なら二十%
    3. 保管料チケットと全数返送の免除条件を分ける
    4. 六か月の保管期間はチケットで延びるとは限らない
  6. 在庫を戻すときは返送条件と費用を先に照合する
    1. 後から入荷ONの申込対象条件を確認する
    2. 返送時点の全数と個数指定を品番ごとに決める
    3. 二〇二六年の前払い変更と古い依頼を分ける
    4. 依頼・支払い・発送・受領を分けて終える

倉庫へ送る商品と販売方式を決める

架空の完成紙作品A18個とB12個、合計30個を示し、通常入荷と後から入荷の販売方式を分けて確認する図

自宅発送・倉庫・オンデマンドを分ける

BOOTHの倉庫サービスは、完成した商品を預け、保管と購入者への発送を任せる仕組みです。作品を注文後に製造するオンデマンド販売や、自宅で注文ごとに梱包する発送方法とは、準備する現物と作業の時点が違います。今回は自分で用意した紙作品Aを18個、Bを12個、合計30個送る例に絞ります。

二種類とも完成済みで、そのまま販売できる内容に整えてあるとします。倉庫へ材料だけを送り、注文が来たら組み立ててもらう例ではありません。特典付きのセットなら、セットを完成させてから送る必要があるため、「作品本体30個」と「購入者へ届ける販売単位30組」が同じかを最初に確認しましょう。

自宅から購入者へ匿名で送りたい場合は、BOOTHの匿名配送の選び方と発送手順が別の選択肢です。匿名配送の発送コードを倉庫への保管申込に使うわけではありません。送り先が購入者なのか倉庫なのかを先に決めると、必要な手続きと送料を取り違えにくくなります。

現物と登録バリエーションの単位をそろえる

AとBが色違い、絵柄違い、内容違いであれば、購入者が選ぶ単位と倉庫が識別する単位を対応させます。複数バリエーションのある商品について、公式の梱包案内は同じ品番の商品を袋などにまとめる方法を示しています。A18個とB12個を一つの「紙作品30個」という記録だけにせず、各種類と品番の対応を残しましょう。

手元では「A・絵柄A・18個」「B・絵柄B・12個」の二行に分け、それぞれの商品登録と現物を対応させます。ここでのA・Bは記事内の略称であり、実際のBOOTH品番ではありません。発送には、保管申込後に確認できる実際の品番を使います。自分で付けた制作管理番号と、BOOTH上の品番が違う場合は両者の対応を残します。

同じ作品でも、特典が付くものと付かないものがあるなら、内容を混ぜず登録単位を確認してください。公式の詳細案内では、特典付きの商品は倉庫でセット組にできないため、事前にセットで包装して送るよう説明しています。特典付きと単品を手元で分け、どの販売単位に何が入るかを出荷前に確定させます。

通常入荷と後から入荷の受付を区別する

最初の30個は、「倉庫に後から入荷」を使わない通常入荷の本線とします。後から入荷は、入荷前でも注文を受けられる機能で、入荷していない商品を先に受注する場合に関係します。完成品をすぐ送れるという理由だけで、自分の設定がどちらになっているかを見ずに在庫数を読むのは避けましょう。

通常入荷では倉庫の入荷完了後に在庫へ反映される一方、後から入荷を有効にした商品の表示在庫は、ショップオーナーが設定する受付数です。入荷が終わったら必ずその分だけ自動加算される、という同じ扱いにはできません。この設定は商品ごとに確認し、Aは通常、Bは後から入荷など混在するなら、それぞれの行に残します。

この記事の後から入荷の数値例は、通常入荷30個からさらに注文を引いた続きではなく、機能の違いを見る別の分岐です。設定を変えることで既存注文がどうなるかまで、例の計算だけで判断しません。実際に切り替える必要があるときは、現在の注文、入荷、受付数を確認してから、該当する公式案内を読んでください。

一申込の下限と商品の受入条件を確認する

倉庫に預ける下限数は、一つの保管申込で合計30点です。A18個とB12個なら合計30個であり、AとBのそれぞれを30個に増やすという意味ではありません。補充の場合は1点からという別の案内がありますが、初めて送る30個の不足を、補充扱いに読み替えてよいわけではありません。

発送前にAの1個へ傷を見つけ、送れる良品がA17個・B12個になった場合も、合計は29個です。傷のある1個を数合わせで入れたり、申込欄だけA18個のままにしたりせず、発送する内容を見直します。代わりの良品を用意できるか、数量を変えるなら申込みをどう扱うかを確認し、現物と申込を一致させてから送ることが必要です。

また、合計30個あればどのような商品でも受け入れられるわけではなく、倉庫の詳細と注意事項で扱えない商品や梱包条件を確認します。今回の紙作品の例を、食品、電池を含む商品、液体、壊れやすい高額品などへそのまま広げないでください。自分の現物が条件に合うか分からない場合は、申込みや発送の前に確認が必要です。

BOOTHの販売時の利用料や、売上から受取額を読む方法は、BOOTHの手数料の整理で確認できます。ここでは同じ販売手数料の計算を繰り返すより、30個をどの保管申込に結び付け、いつ入荷したと確認するかに集中します。倉庫への納品費用や保管・返送の記録は、販売時の明細とは別に持ちます。

品番・個数・保管申込をそろえて納品する

内袋の品番とA18個・B12個の数量、外箱の保管IDを別々に照合する概念図

登録画像と品番ラベルを現物に対応させる

公式の倉庫へ発送する際の注意事項は、発送前に商品の破損と数量を確認するよう案内しています。これに加えて手元の点検では、Aの登録画像がBの絵柄になっていないか、各種類と品番ラベルが対応しているかも見比べましょう。箱の中の数が30個かという確認と、A・Bの取り違えがないかという確認を分けて行います。

作業の順番は、一つの種類を机に置き、その現物を見ながら画像、商品名、品番、個数を照合する方法が分かりやすいでしょう。A18個を確認したらAのまとめ袋へ、B12個はBのまとめ袋へ分けます。公式の梱包方法では、同じ品番の商品を袋などにまとめ、その上へ品番ラベルを貼る案内があります。

たとえばAの袋へ誤ってBのラベルを貼ったことに、箱を閉じる前に気付いたとします。このときは総数30個のメモを直すのではなく、現物AとAの正しいラベルを組み直します。二つの袋を並べてラベルだけ交換したつもりになると、もう片方の誤りが残る場合があるため、AとBをそれぞれ登録画像まで戻って確認します。

ラベルの取り違えを直した控えには、「発送前点検でAの袋にBのラベルを確認。Aの現物18個、登録画像A、品番Aの対応へ訂正」と残せます。これは商品の個数を変更した記録ではありません。総数の訂正と識別の訂正を分けておけば、後でAが1個少ないという連絡が来たときにも、ラベル交換と数量差を別の出来事として説明できます。

商品保管申込書と外箱の保管IDを区別する

倉庫へ送る流れは、商品登録後に預ける個数を入力し、保管を申し込み、品番ラベルと商品保管申込書を用意して梱包する順序です。品番は種類を識別する情報、保管IDは今回の保管申込を識別する情報として区別します。外箱の送り状にAの品番だけを書き、保管IDを記載したつもりにならないようにしてください。

A18個・B12個を同じ保管申込で送る例では、申込書に載る二つの品番と個数を、各袋へ照合します。申込内容だけ30個にして現物が29個なら、書類を印刷し直すだけでは不足は解消しません。箱を閉じる前に、登録、ラベル、申込書、現物の四つが一致しているかを同じ納品票へ記入します。

通常入荷本線の納品確認例です。到着と入荷の欄は、発送時点では未確認のまま残します。

表は横にスクロールできます。

確認対象 A B 一申込として確認すること
登録と現物 絵柄A・18個 絵柄B・12個 合計30個。画像と販売単位を一致させる
内袋のラベル Aに対応する実品番 Bに対応する実品番 別品番のラベルが混ざっていないか
商品保管申込書 A18個の記載 B12個の記載 今回の申込内容と同梱物が一致するか
外箱の送り状 申込書なしの場合は保管IDを明記 送料と支払方法、申込後に案内された送り先
配送到着と入荷 Aの入荷数は通知後に確認 Bの入荷数は通知後に確認 配送の到着日とBOOTHの入荷完了日を別記録

商品保管申込書を同梱できない場合には、保管IDを送り状へ明記する案内があります。同梱の有無と送り状に転記した情報を発送前の控えへ残すと、後で荷物と申込の対応をたどれます。図は品番と保管IDの役割を分けた概念図です。実際に使う番号は申込後の表示と照合し、記事内のA・Bを保管IDとして記入しないでください。

印刷準備と箱ごとの発送記録をそろえる

今回は公式の基本手順に沿い、保管申込後に品番ラベルと商品保管申込書を印刷して用意します。自宅で印刷できない場合は、発送日を決める前に印刷できる場所を確保しておくと準備を進めやすくなります。印刷後は品番や個数が読み取れるかを確認し、自分だけに分かる略号へ置き換えず、申込内容と現物を対応させましょう。

複数の箱を使うときは、送り状の確認に加えて、箱ごとの内容を手元に残しておくと照合しやすくなります。たとえば一箱目にAを何個、二箱目にBを何個入れたかを分けて記録します。箱の数と商品の個数は別々に集計し、二箱になったことを理由に商品数を二倍にしないようにしてください。

Aだけ今日送り、Bは後日できてから送る予定へ変わった場合は、実際の発送日と個数を分けて記録します。今回の本線は、同時に完成しているA18個・B12個をまとめて送る前提です。当初の30個という合計だけで発送済みと記録せず、変更後の納品が現在の申込内容や下限条件に合うかを発送前に確認してください。

送り先・送料・破損対策を最後に照合する

倉庫の送り先住所は保管申込後に表示される案内です。検索結果や以前の控えだけを頼りに発送せず、今回の申込で示された送り先と送り状を見比べます。倉庫へ送る送料はショップオーナーの負担です。配送会社の受付前に送料と支払方法を確認し、倉庫から手元へ戻すときの返送料とは別の納品費用として記録します。

紙作品は角の折れ、傷、破れが生じやすいため、袋と緩衝材などで保護し、箱の中で大きく動かない状態にします。資材の選び方や作品別の保護は、ハンドメイド作品の梱包方法で整理できます。そのうえで、識別のラベルを覆い隠していないか、開けたときに別品番が混ざらないかを倉庫向けに点検します。

発送後は、保管申込の控えに発送日、配送業者、送り状番号、個口数を対応させます。商品30個を送った記録と、送料を支払った記録を分けて残し、発送伝票の作成だけで荷物を引き渡したことにしないでください。配送業者に受け付けられた事実が確認できてから、発送欄へ日付を入れます。

到着と入荷完了を分けて販売在庫を確かめる

配送会社の倉庫到着とBOOTH側の入荷完了を分け、入荷通知と個数を確認する図

配送完了は倉庫の入荷完了とは違う

荷物の追跡で配達済みになったら、まず「配送会社が倉庫へ届けた日」を記録します。通常入荷では、倉庫での検品などが終わり、ショップオーナーに入荷完了が通知された後に注文を受けられる状態になる案内です。配送会社の通知を受け取っただけで、BOOTH側でも入荷が完了したと書き換えないようにします。

30個の本線なら、到着した時点のメモは「申込A18・B12、配送到着確認、BOOTH入荷通知は未確認」です。箱が届いたという一つの結果から、Aが18個、Bが12個とも良品として入荷したことまでは読み取れません。商品の照合や確認があるため、次の記録は通知と対象商品一覧の内容を確認してから付けます。

購入者向けの発送予定を知らせる場合も、倉庫へ到着した日をそのまま購入者への発送日と扱わないでください。入荷処理、注文の受付、倉庫からの発送、配送先への到着は別の出来事です。まだ分からない段階を、確約した到着予定日で埋めると、実際の案内と食い違った際に説明が難しくなります。

三〜五営業日は到着の翌営業日からの目安

入荷作業日数の公式案内では、2025年10月20日の入荷作業開始分から、およそ3〜5営業日へ短縮したとされています。起算は商品が到着した翌営業日です。土日祝のほか、別途案内される休止期間を除くため、荷物を出した日から3日で必ず販売できる、という数え方にはなりません。

たとえば金曜日に届いたという仮定でも、土曜日を自動的に1日目とはしません。次の営業日がいつかは祝日や休止案内も含めて確認します。カレンダーへ書くなら、配送到着日と、確認できた営業日の目安を別の欄にし、「販売開始確定日」という名前を付けないほうが、目安と約束を混同せずに済みます。

予測を上回る荷物の到着や、商品・保管申込の確認が必要な場合は、目安を超えることがあると公式は説明しています。確認の連絡が届いているなら、品番、画像、数量のどの点に回答が必要かを先に見ます。単に日数だけを見て、入荷していない数量を表示在庫へ足して解決しようとしないでください。

申込三十個と実際二十九個の差を消さない

ここで数量が違う場合の別分岐を考えます。申込みはA18個・B12個の30個だったのに、確認された数がA17個・B12個の29個だったとします。差はAの1個です。「合計が少し違う」とだけ書くより、申込値、発送前に数えた値、倉庫側で示された値を並べると、どの資料を確かめるべきかが分かります。

公式の詳細には、予定数と差があっても入荷した数量で販売する旨がある一方、30点未満の商品が倉庫へ到着した場合には返送されることがあるとの注意もあります。初回30個のつもりが29個だったケースを、通常どおり29個で必ず販売開始できるとは判断しません。現在の受付や確認状況を窓口へ問い合わせる必要があります。

問い合わせ文は「今回の保管申込はA18個・B12個の計30個です。確認された数量がA17個・B12個で、Aに1個の差があります。発送前の控えと照合しています。この申込みの現在の状態と、数量差について必要な確認を教えてください」とできます。実際には、該当する保管IDや通知を案内された方法で示し、原因を未確認のまま輸送紛失や倉庫の責任と断定しません。

通知の数と販売に使う在庫欄を照合する

本線に戻り、A18個・B12個で入荷完了したことが通知と対象商品で確認できた場合、その日付と個数を納品票へ追記します。通常入荷で注文がまだないという条件なら、入荷数に対応する在庫表示を確認できます。ただし、確認までの間に注文が入っていれば、入荷時の30個と現在の受付可能数は同じ数とは限りません。

差を見つけたら、入荷が不足しているのか、注文によって受付数が減ったのか、後から入荷が有効なのかを切り分けます。在庫数と引当可能在庫数の公式説明で欄の意味を確かめ、見ている時点もそろえましょう。配送の送り状番号を品番の欄へ書くなど、別の識別情報を混ぜると数量を追いにくくなります。

問い合わせへの回答が来た後は、回答した相手が確認した対象をメモへ追記します。「箱は到着している」との回答なら、入荷数が確定したことまでは示しません。数量差の解消、入荷処理の完了、販売への反映をそれぞれ確認し、残っている項目を空欄で残します。この記事の29個の分岐も、返送や販売が実際に確定した結末は設定していません。

後から入荷と注文済み商品の数を分けて管理する

後から入荷ONの架空例で、入荷10個・注文4個の時点の受付在庫8個と引当可能6個を分けた図

表示在庫は受け付ける注文の個数として読む

ここからは「後から入荷」を有効にした別の例です。公式は「在庫数」を何個分の注文を受け付けるかを表す値と説明しています。倉庫へ入荷している現物の総数そのものではありません。Aの表示在庫を12個、入荷0個、注文0個とした場合、受付できる設定数は12個でも、倉庫から出せる現物が12個あるとは言えません。

ショップオーナーがこの数を設定できることは、履行できる数量の確認を省いてよいという意味ではありません。完成済みの手持ち、今後製作する予定、倉庫へ送れる時期を区別して考えます。ここでは製作期限や購入者への配送日を保証せず、表示在庫と入荷の数字がどう違うかに絞って見ます。

Aの受付在庫12個から4個の注文が入ったら、残る表示在庫は8個です。同時点でまだ入荷が0個なら、引当可能在庫数はマイナス4個になります。このマイナスは、倉庫内に物理的にマイナス4個の商品があるという意味ではなく、注文に対して4個の入荷が必要な状態を表しています。

入荷十個でも受付数へ自動加算しない

その後、この分岐でAを10個入荷したとします。ほかの注文や変更がない条件なら、引当可能在庫数は10−4=6個になります。一方、後から入荷が有効な場合、表示在庫は入荷だけで自動増加しないため8個のままです。「8+10=18個へ必ず増えるはず」と考えると、受付の設定と実際の引当可能数を混ぜてしまいます。

後から入荷の別分岐です。最初のA18個・B12個の本線とは別の設定で、返品や注文取消、追加の設定変更はないものとして計算しています。

表は横にスクロールできます。

出来事 表示在庫・残る受付数 入荷個数 注文個数 引当可能在庫数
後から入荷ONで受付数を設定 12個 0個 0個 0個
4個の注文が入る 8個 0個 4個 −4個
その後10個が入荷完了 8個のまま 10個 4個 6個

この最後の状態では、受付数8個と引当可能6個に2個の差があります。以後8個の新規注文をすべて受ければ、追加の入荷が必要となる計算です。受付数だけを見て「今ある品で全注文を満たせる」とは判断せず、現在の注文への割当と今後受ける数量を一緒に確認してください。

「倉庫に後から入荷」をOFFにした通常入荷では、入荷が完了すると在庫へ反映される案内です。ONとOFFを比較する際に、今回のONの「8個のまま」を不具合と断定したり、OFFの自動反映をONでも起きる前提にしたりしないことが大切です。現在の対象商品の設定を見てから、その欄の値を解釈します。

注文済み点数の上限特例は条件付きで使う

保管数上限に関する2025年8月の変更案内では、後から入荷を利用し、入荷時点で注文されている点数を保管数上限の適用外としています。先ほどの別分岐なら、入荷時点でも4個が注文済みという条件で、その4個と、まだ注文されていない6個を分けて考えます。

この特例は、後から入荷を有効にした全ての数量を無制限に預けられるという意味ではありません。未注文の点数には上限が関係し、通常入荷の商品にも引き続き上限が適用されます。商品の大きさや種類によって区分が異なるため、保管できる数量の上限で、自分の商品の梱包後の条件と区分を確認します。

また、保管上限の例外と、一保管申込の下限30点・補充1点という条件は別です。「注文済み4個が上限対象外だから、初回は10個だけでも必ず送れる」と結び付けることはできません。ここでの10個は在庫欄の変化を説明する数値例であり、新規保管申込の下限を満たす構成まで示したものではありません。

追加納品の判断には同じ時点の数値を使う

補充を考えるなら、最新の受付数、注文数、引当可能数、入荷待ちの数量を同じ時点で控えます。朝の注文数と夜の入荷数を混ぜると、実際には解消している不足を二重に補充したり、新しく入った注文を見落としたりすることがあります。更新を見た時刻と、どの納品がまだ倉庫に着いていないかも短く残してください。

たとえば引当可能が6個あるという表示を見ても、これから別の入荷が必要かは、残る受付数8個と今後の受注方針によって変わります。購入者へ用意する数を確かめず、売り切れ表示を避けたいだけで受付数を大きくするのは避けましょう。表示を変更する場合にも、実際に変更した数量と理由を手元の記録へ残します。

自宅、別の通販、イベントなど複数の場所でも同じ作品を扱う場合の一般管理は、ハンドメイドの在庫管理で整理できます。BOOTHに送った現物を、自宅で自由に販売できる残数へ重ねて数えないようにしてください。倉庫の引当可能数と、自宅の完成品数を別の場所の記録として持ち、移動したときだけ結び付けます。

保管料は注文数ではなく発送完了数から確認する

別月の架空例で分母50個を共通に、発送完了9個なら18%、10個なら20%となる二つの比較条件を示した図

月の販売率の分母と分子を集める

保管料を確認するときは、注文が入った個数だけを見るのでは不十分です。公式の詳細は、前月末に保管していた商品の数と、その月に入荷した商品の数を足したものに対し、その月の販売によって発送完了になった商品の数が占める割合を販売率としています。受付された注文と、発送が完了した数量を別々に集計します。

ここからは、最初の30個の納品や後から入荷ONの例とは別の、ある月のショップ集計を使います。前月末の保管数が30個、当月の入荷が20個なら、分母は50個です。当月の注文個数は12個だったとします。注文が12個でも、月内に発送完了した数がいくつかによって、販売率に使う分子は変わります。

集計表には対象月、前月末保管数、当月入荷数、月内発送完了数を別の欄にします。入荷予定の20個がまだ届いていない段階を、入荷済み20個として数えないでください。また、商品の個数と注文の件数も違うため、一注文で複数個売れた場合は「一件」と「何個」を分けて読みます。

発送九個なら十八%、十個なら二十%

分母50個に対して月内の発送完了が9個なら、9÷50×100=18%です。公式の条件では販売率20%未満に当たり、月の保管料1,100円(税込)が関係します。注文12個をそのまま分子へ入れた12÷50=24%ではありません。売れたという言い方だけで、発送完了の条件を落とさないようにしましょう。

別の誤りは、50個から発送済み9個を引いた残数41個を分母にすることです。9÷41では約21.95%となり、20%以上に見えますが、公式の分母とは異なります。販売率を求める欄は50個のまま、月末の残数を調べる欄は別に置きましょう。残数の計算が合っていても、それを保管料の式へ流用すると判定が変わってしまいます。

比較として、同じ分母50個で発送完了が10個だったなら、10÷50×100=20%です。公式は20%以上ではその月の保管料が発生しないと案内しています。18%と20%は二つの比較条件であり、同じ月の発送が9個と10個で合計19個という意味ではありません。

別月の集計方法を見るための比較表です。9個と10個の列は別々の仮定として読んでください。

表は横にスクロールできます。

集計項目 発送完了9個の場合 発送完了10個の場合 読み違えを防ぐ点
前月末保管数 30個 30個 月末の基準時点をそろえる
当月入荷数 20個 20個 納品予定数を入荷済みへ加えない
分母 30+20=50個 30+20=50個 現在の残数だけで割らない
当月注文個数 12個 12個 注文だけでは販売率の分子にしない
月内発送完了数・販売率 9個、18% 10個、20% この発送個数を分子へ使う
公開条件に沿う保管料 1,100円(税込) 発生しない 実際の対象月と請求を別途照合

発送完了日が月をまたぐ場合には、その個数がどの月の集計に属するかを確認します。月末に注文が入り、発送完了が翌月になった分を、注文月の分子へ先取りしないでください。取消や返送など別の動きが関係して数が合わない場合は、独自の調整行で無理に合わせる前に、当該月の公式表示と明細を確認します。

保管料チケットと全数返送の免除条件を分ける

保管料が発生しチケットを持っていない場合は、翌月15日までにチケットを購入する案内です。1,100円のチケットを買った記録と、どの月の保管料を確認しているかを対応させます。販売率の試算を終えただけで支払いも済んだとするのではなく、実際の購入・支払状況を別に確認しましょう。

また、月末時点で倉庫に保管する全在庫の返送依頼が申し込まれ、返送料の支払いも完了している場合には、その月の保管料は発生しないという条件があります。返送を検討しただけ、依頼画面を開いただけ、あるいは一部の商品だけを返す場合を同じ条件にはしません。「全在庫」「申込済み」「返送料支払済み」の三つを確認します。

たとえばAの全在庫を返すとしても、Bが倉庫に残るなら、その情報だけでショップの全在庫返送とは言えません。返送の品番別の「全数」という選択と、倉庫全体の在庫を全て返すという保管料条件は、対象範囲が違います。保管料を避ける目的で返送を選ぶ場合ほど、依頼対象と支払いの完了時点を読み落とさないようにします。

六か月の保管期間はチケットで延びるとは限らない

保管可能な期間は、最終出荷日の月末締めから6か月と説明され、保管料チケットを持っていても、期間を過ぎた商品は返送対象です。保管料を支払うことと、期限なく倉庫に置けることは同じではありません。最後に注文が入った日ではなく、案内にある最終出荷日を確認して管理します。

月次の記録には販売率の欄とは別に、対象商品の最終出荷日と、保管期間についての表示・案内を残します。問い合わせを送った日や、チケットを買った日を最終出荷日へ上書きしないでください。保管期間や支払いの通知が来たら、対象の商品と期限を読み、返送が必要な場合は次の章の条件と費用も確認します。

今後も倉庫へ預けるか考える材料には、残数だけでなく、次に販売する予定や自宅で受け取れる時期も関係します。ただし、販売見込みを実績の発送数へ書き込むことはできません。月が終わった結果と今後の予定を分けることで、保管料の確認と補充・返送の判断を混ぜずに進められます。

在庫を戻すときは返送条件と費用を先に照合する

架空の一返送依頼の基本料800円、A全数13個の500円、B一部8個の320円を合わせ、合計1,620円を確認する図

後から入荷ONの申込対象条件を確認する

返送前は、対象品番の現在の在庫数と引当可能在庫数を確認します。返送料と返送条件の公式変更案内の2026年3月12日14時30分の追記では、後から入荷ONで、在庫数が引当可能在庫数より多い品番は返送依頼の対象外です。あらかじめ在庫数を引当可能在庫数以下へ変更するよう案内されています。

たとえば、ある品番の表示在庫が12個、引当可能在庫が10個なら12が10を上回り、この条件に該当します。現在の受注方針と必要な入荷を確認したうえで、公式が示す受付数の条件を整えます。引当可能数を物理在庫以上に書き換えたり、未入荷を入荷済みに見せたりして条件を満たす方法ではありません。

同じお知らせには、ONで在庫数が1以上なら不可、在庫数を0にするという旧説明が取消線付きで残っています。追記後の条件は大小関係なので、「返送前は全員必ず0にしなければならない」という旧条件を現行の唯一の手順にしません。ただし、受付数を減らしただけで全ての返送条件が整ったとは限らず、依頼内容と現在の表示は引き続き確認します。

返送時点の全数と個数指定を品番ごとに決める

ここでは別の返送時点の記録として、Aの保管在庫が13個、Bの保管在庫が10個あると仮定します。Aは13個全てを返し、Bは10個のうち8個だけを返す設定です。初回のA18個・B12個から販売履歴を省いて計算した残数ではありません。この時点で確認できた現状から、一つの返送依頼に含める数量を決める例です。

返送料の計算方法では、一依頼の基本料と、品番ごとのピッキング手数料を足します。返送希望数の合計が200個以下なら基本料は800円です。全数返送で13個以上の品番は500円、12個以下は個数に40円を掛け、在庫の一部を個数指定で返す品番も個数に40円を掛ける案内です。

返送時点の別記録です。A13個とB8個を一依頼にまとめる場合の計算を示します。

表は横にスクロールできます。

計算の対象 確認した数量と返送方法 計算 金額
一返送依頼の基本料 A13+B8=21個 合計200個以下 800円
Aのピッキング 在庫13個を全数返送 全数13個以上の固定額 500円
Bのピッキング 在庫10個のうち8個を個数指定 8×40円 320円
この一依頼の合計 基本料一つと品番別二つ 800+500+320 1,620円

AとBが二品番あるから基本料も二回、とは数えません。逆に、Bの8個を「13個より少ないから全数返送」と分類するのも違います。Bは2個を倉庫に残す個数指定であり、全数かどうかは現在の保管在庫との関係で決まります。依頼を分けると基本料の単位も変わるため、計算時の一依頼という前提を残します。

同じ13個を返す場合でも、保管在庫が14個あって1個を残すなら、Aの例の「全数13個」とは違います。個数指定13個のピッキング手数料は13×40円=520円です。返す個数だけでは500円の固定額を選べないことが分かります。申込直前の残数が変わったときは、希望数だけでなく、全数か一部かという選択も見直してください。

二〇二六年の前払い変更と古い依頼を分ける

返送の変更案内では、2026年2月2日13時から新しい返送料と事前支払いを導入しています。料金には配送分が含まれ、申込後に「BOOTHからの請求」で支払う流れです。新しい方式の返送へ、従来の配送業者への着払い分をもう一度加算したり、購入者向けの倉庫送料を足したりしないようにします。

一方、同時刻以前に申込みが完了している返送は従来の着払いという説明があります。古い依頼の実績を見直すときは、現在の計算式で全てを置き換えず、その依頼の申込日時と適用された案内を確かめます。境界時刻ちょうどの扱いまで自分で補うのではなく、当該依頼の表示や請求を確認してください。

なお、不適切な梱包や下限未満の納品に関する公式ページには、着払い返送という表現も残っています。これらの記載と通常の保管商品返送の新案内を、対象を確かめず一律に統合しません。違反納品などで返送を案内された場合は、その理由、対象品番、請求方法を窓口に確認します。通常の任意返送の例だけで料金を確定することはできません。

依頼・支払い・発送・受領を分けて終える

1,620円は、表の品番と数量を公式の表示額で計算した例です。実際には返送依頼画面に表示される対象品番、個数、方法、合計と照合してください。確認した返送料FAQの本文では税の区分を明示していないため、この例へ独自に税率を足したり、保管料の税込表記を返送料へ流用したりせず、実際の請求表示を確認します。

返送依頼を出した後は、請求の支払い操作が必要です。公式は、保管商品を返送料の支払い後に発送するとし、保管料チケットの未払い・保管期間超過による返送では発送時期が異なる場合があると補足しています。依頼した日時、請求内容、支払完了、倉庫からの発送を別に記録し、依頼ボタンを押しただけで返送完了にしないでください。

手元に戻ったら、依頼したA13個・B8個と実際の受領数、状態を照合します。Bの残る2個についても、返送依頼時点の計画と現在の倉庫表示を確認し、別の注文があればその動きを反映します。数が合わない場合は、依頼内容と受領時の確認事項を示して問い合わせ、どの工程の差かが分かる形で記録を残します。

BOOTH倉庫では、品番と保管ID、配送到着と入荷、受付数と引当可能数、注文と発送完了を分けることが基本です。納品・月次保管・返送で確認する時点を切り替え、公式の現行条件と自分の記録を照合して進めましょう。

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