PowerToys Text Extractorの使い方|画面の文字を抽出して原文と照合する

画面の文字抽出と記録先を表すパソコンとノートの机 副業

こんにちは!なかびーです。

画面に見えている案内の文字を使いたいのに、ドラッグしても選択できない。そんなとき、PowerToysのText Extractorは、画面の範囲を選んで文字を取り込む入口になります。ただし、取り込めた文字を、そのまま正しい原文だと思い込まないことが大切です。似た形の数字、日付、改行などを、元の画面と比べて確認するところまでを一つの作業にします。

この記事ではWindows版PowerToysを対象に、有効化や言語の条件、範囲の選び方、貼り付け後の照合を整理します。教材は架空の道具交換会の案内です。実在する催しや、筆者の端末で認識させた実測結果ではありません。取り込み操作と、使ってよい内容への確認を分けて、手元で進められる順番を考えます。

今回のゴール:案内の小さな範囲から文字を取り込み、新しいメモへ貼り付け、日付・時刻・金額・番号を原文と照らすことです。Text ExtractorはOCRを使うため、認識結果には修正が必要な場合があります。

  1. 1.抽出する原文と照合先を用意する
    1. 画面の文字を読む機能として考える
    2. 五つの確認点を含む架空の案内を使う
    3. 貼り付け先は、新しい文書へ分ける
    4. 取り込み前に、原文を読める状態にする
  2. 2.有効化と言語・ショートカットを確かめる
    1. PowerToysが動いているかと、機能の有効化を分ける
    2. 現在の起動キーを読む
    3. 日本語の条件を、原文の見た目と分けて確認する
    4. 確認できた条件だけをメモする
  3. 3.画面の範囲を選んで文字を取り込む
    1. 最初は見出しだけを囲む
    2. 位置を動かす操作と、枠の大きさを変える操作
    3. 選択終了と、コピーされた内容を分けて見る
    4. 日時の範囲を取り、見出しの結果と混ぜない
  4. 4.貼り付け結果を原文と一項目ずつ比べる
    1. 最初に、始まりと終わりを見る
    2. 日付と時刻は、意味を推測して直さない
    3. 金額と単位を一緒に確認する
    4. 受付名と管理番号も、役割を付けて照らす
  5. 5.日本語・数字・改行の違いを直す
    1. まず内容の一致、次に読みやすい形へ進む
    2. 日本語の空白を、機械的に全部消さない
    3. 表に見える配置は、対応関係を確認する
    4. 照合済みと、読めない部分を分けて残す
  6. 6.取り込めない場合を段階別に確認する
    1. 範囲選択が始まらないときは、起動の条件を見る
    2. 日本語だけがうまく取れないときは言語と表示を分ける
    3. 貼り付けがおかしいときは、その直前の内容を見る
    4. 使う前の最後の確認を、教材の項目へ戻す

1.抽出する原文と照合先を用意する

原文用の紙と記録用ノートを並べた準備の場面

画面の文字を読む機能として考える

Text Extractorは、画像や動画など、画面上に表示された文字をOCRで認識し、テキストとしてコピーする機能です。選択できる文字がない画面でも、見えている文字を取り込む用途を考えられます。一方で、隠れている原稿全体や、画面に出ていないページまでまとめて読み取る手順としては扱いません。

普通に文字を選択してコピーできる文書なら、その方法で必要な範囲を取れるかも確認します。OCRは画面の文字の形から認識するため、原文の文字データを直接コピーする操作とは性質が違います。何でもOCRへ通すことより、今回どこから文字を持ってきたいのかをはっきりさせましょう。

また、画面の見た目を画像で残したい場合は、スクリーンショットの作業です。Microsoftも、画面の画像を撮る用途にはSnipping Toolを案内しています。ここでは、範囲を画像として保存することと、文字列を取り出すことを分けます。完成物が画像なのかテキストなのかを、始める前に決めてください。

五つの確認点を含む架空の案内を使う

教材の原文は、「道具交換会」「受付A」「11月18日」「10:30」「参加費500円」「管理番号AB-108」という要素のある案内にします。これらは説明のために作った内容で、実在の申込先や支払情報ではありません。自分で練習する場合も、公開して問題のない短い文を画面へ表示して使えます。

この案内を使う理由は、単に文章を長くするためではありません。見出し、日本語、日付、時刻、金額、英数字という違う確認点を、小さな教材の中で分けられるためです。全部が何となく読めるかではなく、どの種類の情報に取り違えがあるかを見られます。

元の案内には年や曜日、申込期限、会場名を追加したことにはしません。書かれていない情報が必要になった場合は、原文へ戻って確認する別の問いになります。OCR結果へ自分の推測を足すことと、見えている文字の誤認識を直すことを混ぜないようにしましょう。

貼り付け先は、新しい文書へ分ける

取り込んだ文字を置くため、新しいメモを用意します。元の案内を編集している画面とは分け、元の文章へ結果を上書きしないようにします。最初からメールの送信欄や申込フォームへ貼るより、確認だけに使う文書で内容を見た方が、修正前の文字をそのまま使ってしまうことを防げます。

メモには、取得元、取り込む範囲、貼り付け結果、修正後の文を分けて置く方法があります。短い教材なら、見出し部分と日時部分のように行を分けてもかまいません。元の画面と対応する位置が分かれば、どこから来た文字なのかを後でたどれます。

結果を貼る欄は、まだ空にしておきます。これから取り込む予定の原文を先に入力しておくと、貼り付けに失敗しても、正しい文字が入っているように見えてしまいます。教材の原文を見本として置く場合は、結果欄と見本欄を明確に分け、実際にコピーされた内容を確認します。

取り込み前に、原文を読める状態にする

自分で判読できないほど小さな文字は、抽出後の照合もしにくくなります。対象の表示倍率などを調整して、元の案内を読める状態にします。拡大したから必ず正しく認識されるという保証ではありませんが、後で文字を比べるための基準が見えることは必要です。

表示倍率を変えることと、原文の内容を編集することは別です。日付を見やすくしただけなら、日付自体を更新したわけではありません。元の内容を保ったまま確認できる表示を選びます。動く映像の中の文字なら、必要な場面を止めてから範囲を考えると、どの時点を読んだかを説明しやすくなります。

仕事の資料へ応用するときは、利用してよい範囲や保管する場所も確認します。画面に見えるということだけで、すべて外部へ転載してよいとは決まりません。練習には公開可能な短い教材を選び、実務の資料については、担当する作業の条件に合わせて扱ってください。

2.有効化と言語・ショートカットを確かめる

キーボードと確認用紙で起動と言語確認を表す概念写真

PowerToysが動いているかと、機能の有効化を分ける

PowerToysの設定からText Extractorを開き、使える状態かを確認します。PowerToysを入れたこと、起動していること、Text Extractorが有効であることは同じ確認ではありません。まず対象機能の現在の設定を見て、どこまで整っているかを分けてください。

案内によって画面の分類名や並び方が違う場合もあります。自分の版の設定で、Text Extractorという対象を確かめます。別のPowerToysの機能を有効にしたことを、文字抽出の準備ができた証拠にはしません。対象が見当たらないなら、その状態を確認してから導入条件などを調べます。

管理されている端末では、利用できる機能や変更してよい設定に制限があることがあります。この記事では、その制限を解除する作業を前提にしません。まず現在利用できる状態を確認し、追加の対応が必要なら端末の管理条件に従います。使えない理由を調べずに、関係する設定をまとめて変える必要はありません。

現在の起動キーを読む

Microsoftの公式資料では、既定の起動キーはWindowsキーとShiftとTです。ただし、自分でショートカットを変更している場合があります。設定にある現在の組み合わせを見てから使ってください。既定のキーを覚えていることと、今の端末の設定が一致していることは別です。

起動キーを押すと、画面で範囲を選ぶための表示へ進みます。キーを一度押して何が変わったかを見てから、次の操作をします。反応が分からないまま何度も押したり、別の機能のキーを続けて試したりすると、どの操作の結果なのかを追いにくくなります。

取り込みをやめたい場合は、Escでキャプチャの状態を終了できます。まず表示の変化を確認するだけなら、無理に範囲を確定する必要はありません。設定を見た、範囲選択を開始した、取りやめた、という事実を区別すると、まだ文字を取り込んでいないことも明確にできます。

日本語の条件を、原文の見た目と分けて確認する

Text Extractorは、OCR言語パックがインストールされている言語を認識対象として使います。また、設定にはOCRで使う優先言語があります。日本語を対象にする場合は、言語が利用できる条件と、選んでいる言語の両方を確認します。文字が小さいかどうかという表示の条件とは別の問いです。

例えば、日本語の案内を取り込むのに、優先言語の選択が目的と合っていないなら、まずその条件を確認します。一方、日本語が選べる表示があることだけで、範囲選択やコピーまで成功したことにはなりません。言語の設定、起動、取得、貼り付けという段階を順に追います。

必要な言語が使えない場合は、Microsoftの公式の言語に関する案内を確認します。管理されている端末なら担当者へ相談する範囲です。練習のためにシステムのフォルダーを別の場所へコピーしたり、管理者向けの変更を一括で実行したりする手順は、この入門の範囲には含めません。

確認できた条件だけをメモする

表が画面に収まらない場合は、左右へスクロールして確認してください。

確認する条件 見る場所や結果 まだ言えないこと
機能の有効化 Text Extractorの現在の設定 文字が正確に取れたか
優先言語 対象の言語が使えるか 貼り付けまでできたか
起動 範囲選択の表示へ進むか 選択した原文と同じ文字か

ここまでで設定が整ったなら、次は小さな範囲を取り込みます。設定の確認を何度も繰り返すのではなく、進んだ段階の結果を見ます。条件が不足している場合はその条件を残し、使えると分かった別の対象で確認を進めることもできます。未確認の言語を使えることにして結果を推測しないようにしてください。

3.画面の範囲を選んで文字を取り込む

紙の一部分を四角い枠で囲み、抽出範囲を表す写真

最初は見出しだけを囲む

教材の案内を表示し、最初は「道具交換会」の見出しだけを対象にします。起動したら、マウスの主ボタンを押したままドラッグし、取り込みたい範囲を囲みます。見出しの上下左右に少し余裕を持たせ、文字の一部を途中で切らないように確認してください。

いきなり画面全体を選ぶと、別のウィンドウの文字や説明まで混ざり、どこが必要な結果か分かりにくくなります。見出し一つなら、原文と結果を比べる場所も限定できます。小さな範囲で一回の取得を確認してから、日時や金額を別の範囲として取り込む方が、読み取りの違いを見つけやすくなります。

範囲を広くしたことだけで、必要な文字がすべて正しく認識されるとは限りません。逆に、余白をなくすために文字の端まで狭めすぎると、見えている字の一部が範囲から外れることがあります。選択した枠と、欲しい原文の始まり・終わりを照らしてから確定します。

位置を動かす操作と、枠の大きさを変える操作

範囲の調整中にShiftを押したままにすると、サイズの調整から範囲の移動へ切り替えられることが公式に案内されています。Shiftを離すと再び大きさを調整する動作へ戻ります。どちらを変えたいかを分け、今の枠がどこへ動いたかを見ながら使ってください。

例えば、見出し全体を囲める大きさなのに、枠が少し左へずれたなら、位置を直す場面です。右端の文字が欠けているなら、大きさを見直す場面かもしれません。枠がずれているのか、必要な範囲が足りないのかを言葉で考えると、不要に広い範囲へ変えることを減らせます。

途中で何を選んでいるか分からなくなったら、Escで終了し、原文を再び確認できます。取り消した操作は、文字を取り込んだ実績として数えません。画面の状態を戻してから、今回必要な見出しの位置を見直します。長い案内を一度で完成させることより、一回の取り込みを確かめることを優先しましょう。

選択終了と、コピーされた内容を分けて見る

公式の動作では、選んだ範囲の文字が認識されてクリップボードへコピーされると、キャプチャの状態が閉じます。結果を確認するには、新しいメモへ移って貼り付けます。画面の選択表示が消えたことだけを、原文と同じ文字が取れたという判定にはしないでください。

貼り付けた内容が以前コピーした文章だった場合は、今回の取得ができたかを確認します。見出しを取り込む前に、別の文章をコピーしていた可能性も考えます。新しい行へ貼って、今回の「道具交換会」に対応する結果なのかを見ると、以前の内容との混同を減らせます。

何も貼られないときも、まず空の文書のどこへ入力しているかを確かめます。別の入力欄へ移っていた、貼り付け先の場所が想定と違う、といった条件を分けます。すぐに言語設定の不具合と決めず、取得と貼り付けの間でどこまで確認できたかを整理してください。

日時の範囲を取り、見出しの結果と混ぜない

見出しの結果を見た後で、「11月18日」「10:30」の部分を取り込みます。結果は見出しとは別の行へ貼ります。どちらを後から取り込んだかが分かれば、クリップボードの内容が置き換わったことも追えます。続けて複数の範囲を選び、最後に全部が残るつもりで作業しないようにしましょう。

必要な部分を一度取り込むたびにメモへ残すと、選択と結果が対応します。見出し、日時、参加費、管理番号のように役割を付けられます。小さく分けることは、原文の意味を勝手に並べ替えることではありません。完成文にまとめる段階では、元の案内でどう関係していたかを改めて確認します。

範囲に別の行が入った場合は、その文字を必要な情報と誤って混ぜないようにします。参加費の近くに別の金額が表示されていたなら、どの説明の数値かが重要です。OCRで文字が取れたことと、文章中の意味が正しく対応したことを、二段階で確かめてください。

4.貼り付け結果を原文と一項目ずつ比べる

原文と記録先を横に並べて照合する概念写真

最初に、始まりと終わりを見る

貼り付け結果を確認するときは、全文が何となく自然かを読む前に、取りたかった範囲の始まりと終わりを見ます。見出しの頭が欠けていないか、日時の後ろに別の文が入っていないかを確かめます。文章として読めても、必要な一語が抜けている場合は、その範囲を使える状態にはできません。

教材の見出しなら「道具交換会」が対象です。例えば一部だけの文字が出た場合は、選択範囲の問題と認識の問題を分けて考えます。原文のすべての字が枠へ入っていたかを見返します。欠けた字を記憶で補うより、見えている原文を見て修正したことを記録してください。

正しくない可能性のある結果も、照合前の文字列として一度残す方法があります。その隣へ修正後を置けば、どこを直したかが分かります。短い練習なら修正点だけをメモしてもかまいません。大切なのは、取り込まれたままの文字と、自分が原文を確認して直した文字を混ぜないことです。

日付と時刻は、意味を推測して直さない

「11月18日」の日付は、月と日を分けて照らします。「10:30」の時刻は、時、区切り、分を順に見ます。数字が並んでいるからという理由だけで同じ内容と判定しません。教材で決めた原文と、一文字ずつ対応させると、日付の一桁や時刻の区切りの違いを見つけやすくなります。

例えば「10:30」が「1030」のように出た場合は、原文でどんな区切りだったかを確認して直す場面です。これは起こり得る違いを説明する例であり、この教材を実際に認識させた結果ではありません。数字に見える字をすべて同じ規則で置換するより、対象の項目を原文と照らして判断します。

年や曜日が書かれていない案内に、都合のよい情報を追加することはしません。日付が正しく読めたことと、開催日の全条件が分かったことは別です。実際の作業で年が必要なら、元の資料の別の箇所や正式な案内を確認します。OCRによる転記を、内容の補完へ広げないようにしましょう。

金額と単位を一緒に確認する

参加費の「500円」は、数字だけでなく「参加費」という項目名と「円」という単位を合わせて見ます。数字が500と読めても、別の費用の値を拾っていたら目的と違います。周辺のラベルを必要な範囲だけ含めておくと、何の値を取り込んだかを確認できます。

文字の形が似ている部分には、数字のゼロと英字のオーなどがあります。教材の参加費で英字のような結果が出たと想定する場合も、項目の意味だけで置換を決めず、原文で形を確認します。金額なら数字に違いないという推測は、実際に書かれている値を見たことの代わりにはなりません。

実務の振込先や支払情報へ応用する場合、抽出しただけの文字を確定情報として使わないようにします。金額や番号など重要な値は、決められた確認方法に従って照らします。今回の架空教材は500円という文字の読み比べであり、実在する支払いの指示ではありません。

受付名と管理番号も、役割を付けて照らす

「受付A」と「管理番号AB-108」は、同じ英字が含まれていても役割が違います。受付を示すAを、番号の一部へ足してしまわないようにします。別々の行をまとめ直すときに、文字の順番だけでなく、どの見出しの下にあったかも確認してください。

管理番号は、英字部分、ハイフン、数字部分を分けて読みます。例えばBと8、1とIのような似た形を調べる際も、番号の一般的な規則を推測して確定しません。原文が不鮮明で読めないなら、その部分は未確認です。もっともらしい番号へ整えることと、原文に一致したことは違います。

表が画面に収まらない場合は、左右へスクロールして確認してください。

教材の項目 照らす単位 注意する取り違え
11月18日 月・日・表記 書かれていない年の補完
10:30 時・区切り・分 区切りの欠落を放置
参加費500円 項目名・金額・単位 別の費用との混同
AB-108 英字・区切り・数字 似た字の推測置換

5.日本語・数字・改行の違いを直す

数字や行の区切りの見直しを表す罫線紙と拡大鏡

まず内容の一致、次に読みやすい形へ進む

抽出後の文を整えるときは、内容の一致と見た目の整形を分けます。先に空白や改行を一括で消すと、どこが元の区切りだったか分かりにくくなります。教材なら、見出し、受付、日時、参加費、番号がそれぞれ何を示すかを確かめてから、使う文書の形へ整えます。

原文の二行が結果で一行になっても、必要な情報がすべて正しく含まれるかを先に見ます。一方で、二つの項目がつながったことによって意味を取り違えるなら、区切りを残す必要があります。読みやすい文章にするための変更と、認識されなかった文字を補う変更を、同じ操作として扱わないようにします。

完成文の例を作るなら、受付、日付、時刻を元の関係に沿って並べます。文章を自然にするためでも、原文にない会場名や申込方法は追加しません。別の情報を調べて足す必要があれば、その出典と確認を別に残します。OCRの結果だけが、案内の全条件を保証するわけではありません。

日本語の空白を、機械的に全部消さない

文字の間へ不要な空白が入ったように見える場合は、原文と比べて確認します。日本語の見出しの途中に空白があるのか、見出しと本文の区切りなのかでは扱いが違います。すべての空白を消す前に、どの単位を分けているかを見てください。

英単語や番号が混ざる文では、空白が情報の境目を示している場合もあります。教材の管理番号に余分な空白が出たと想定する例でも、原文のAB-108という一つのまとまりを確認してから直します。別の文書へ同じ置換をまとめて適用してよいかは、その文書の内容を見ないと決められません。

改行を削って段落をつなぐ場合も、前後の意味を読みます。案内の見出しと本文、参加費と管理番号をひと続きへ詰めると、値の役割が分かりにくくなります。整形の目的は単に行数を減らすことではなく、使う先で同じ内容が誤解なく読めるようにすることです。

表に見える配置は、対応関係を確認する

元の画面で項目名と値が左右に並んでいる場合、取り込まれた文字が同じ関係を保っているとは限りません。OCRで文字列を取ることと、表の構造を正しく再現することは別です。教材の参加費と管理番号が横に置かれていたなら、どの値がどの項目のものかを原文で照らします。

二列の案内を一度に囲んで結果が混ざる場合は、対象を小さく分ける方法を考えられます。左の項目と右の値を対応させて記録します。ただし、小さく取れば必ず順序が正しくなるという保証ではありません。どの範囲を取っても、原文の並びと結果の意味を確認する必要は残ります。

あとで表計算ソフトへ移す場合も、貼り付けただけで正しい列に収まったと判断しません。今回の文字抽出が済んだ段階と、別の表へ整理した段階を分けて見ます。セルへ収めるための修正によって、金額や番号が別の項目の下へ移っていないかも確認してください。

照合済みと、読めない部分を分けて残す

見出しと日時は原文で読めたが、番号の一字が不鮮明という場合、すべてを未完成として混ぜる必要はありません。どこを照合できたか、どこが未確認かを分けて記録します。ただし、必要な番号が未確認なら、その番号を使った次の処理は確定できません。用途ごとに不足を判断します。

読めない字を空欄や確認待ちとして残すことは、取り込みが何もできなかったこととは違います。見えている情報のうち、使える範囲を明確にする方法です。実務で相手へ確認する場合も、番号のどの位置が読めないかを具体的にすると、案内全体を最初から聞き直す必要を減らせます。

資料を整理する仕事へつなげるときは、オンライン秘書の仕事内容と担当範囲も参考になります。文字を取り込んだ人が、その内容を確定したり外部へ送ったりする担当とは限りません。自分が行ったのは抽出か照合か、どこまで依頼されているかを分けてください。

6.取り込めない場合を段階別に確認する

起動・範囲・貼り付けの確認を分けて考える机

範囲選択が始まらないときは、起動の条件を見る

起動キーを押しても表示が変わらない場合は、PowerToysが動いているか、Text Extractorが有効か、現在のショートカットが何かを順に確認します。原文の文字を大きくする前に、範囲選択そのものへ入れているかを見ます。起動していない状態なら、文字の見た目だけを変えても原因の確認にはなりません。

別のアプリや別の機能が反応した場合も、押したキーと設定を照らします。反応があったことだけでText Extractorが動いたと決めないでください。いま見えている画面が、文字の範囲を選ぶ表示なのかを確認します。分からない状態のまま別の変更を積み重ねず、一つずつ現在の条件を読みます。

必要な機能が利用できない端末では、その条件を記録して止める範囲を明確にします。この記事の説明を読んだことだけで、機能を有効にできたことにはしません。管理条件や導入の対応が必要なら、そこを担当する人へ確認します。解除していない制限を回避した前提で、次の操作を説明しないようにしてください。

日本語だけがうまく取れないときは言語と表示を分ける

範囲選択はできるのに日本語がうまく取れない場合は、利用できるOCR言語と優先言語を確認します。その後で文字の大きさ、周囲との見分けやすさ、囲んだ範囲を見ます。言語の条件が足りない問題と、原文が不鮮明な問題を、同じ原因と決めつけないようにしましょう。

教材の見出しが小さくて読みにくいなら、表示を大きくした同じ内容で、小さな範囲を試す方法があります。その場合、どの条件を変えたかを控えます。言語と倍率と範囲を一度に変えると、結果が変わっても、何が関わったかを説明しにくくなります。変える条件を絞って比較します。

表示を工夫しても、元の字が判読できないなら、推測で確定しないことが大切です。読める別の原本を確認できるか、必要な部分を確認してもらえるかという別の問いになります。OCRが出した文字を、自分が読めない部分の正解だと扱わないようにしてください。

貼り付けがおかしいときは、その直前の内容を見る

古い文字列が出る、何も出ない、別の行が混ざるという症状は、分けて確認します。古い文字列なら今回コピーされたか、何も出ないなら入力先と選択結果、別の行が混ざるなら選んだ範囲を見ます。すべてを日本語の認識精度の問題へまとめると、確認する場所を誤る場合があります。

結果を残すメモも、前の試行と別の行にします。「見出し一回目」「日時を別範囲」というように、何を選んだかを短く添えるだけでも違いを追えます。実際には取得していない内容を、予定の結果として入力しないことが重要です。成功したことにしたいから原文をそのまま埋めると、確認の意味がなくなります。

必要な文字が取れた後は、同じ失敗を確かめるためだけに何度も操作し直す必要はありません。照合できた結果を使い、残る不足へ進みます。新たに条件を変える場合も、変えた部分と結果が対応するようにします。取り込む回数を増やすことより、原文と一致した範囲を明確にする方が大切です。

使う前の最後の確認を、教材の項目へ戻す

教材の最後は、見出し、受付A、11月18日、10:30、参加費500円、管理番号AB-108を原文と照らします。原文にない年や会場を足していないか、空白や改行の整理で項目の関係を変えていないかも見ます。結果を文書へ残したら、何を抽出し、何を照合したかを短く添えられます。

まだ読めない部分があれば、その位置と必要な確認を残します。抽出済みという記録を、すべて確定済みという意味に広げないようにします。使う先に必要な項目が揃っているかを見て、条件が整った範囲から続けます。今回の練習を、実在する催しの案内や支払の承認として扱うこともしません。

Text Extractorは、文字を取り込む入口として考えると使い方を整理しやすくなります。起動の条件、選択する範囲、貼り付け結果、原文との照合を一つずつ追ってください。まず短い見出しを取り、その後で日時や番号へ広げれば、どこで違いが出たかも確認できます。取り込んだ後に見直す時間まで含めて、一回の作業にしましょう。

機能と条件の確認先:Microsoft LearnのText Extractorの公式案内。2026年10月27日に本文を確認しました。説明は画面上の小さな範囲の文字抽出に絞っています。設定の並びや表示は使用する版に合わせて確認してください。

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