VLCの使い方|再生・速度・字幕を分けて動画を確認する

再生する動画を確認する人とパソコンのAI概念イメージ 副業

こんにちは!なかびーです。

動画を見返していて、説明をもう一度聞きたい、字幕を確かめたい、画面の端が切れている理由を知りたいと思うことがあります。VLCでこうした確認をするときは、再生する場所、速度、字幕、映像の表示を分けると、何を変えて何を見たかを説明しやすくなります。

この記事では、利用できるPC版VLCで、手元の動画を開き、同じ区間を見直すための基本を整理します。教材は「白い箱の折り方」という架空の短い動画です。実際に撮影・再生して得た結果ではなく、操作の目的を考えるための設定です。筆者の案件や視聴体験、速度の実測値を作って紹介するものではありません。

参照したのはVLC Desktop 3.0の公開公式文書です。Windows系のメニューを中心に考えますが、使っている版やOS、表示言語、キー設定で入口は異なります。インストール、外部字幕のダウンロード、配信動画の取得、変換や録画は扱いません。自分が利用してよい動画を、すでにVLCを使える環境で確認する範囲です。

この練習で分ける四つの問い

どこから見るか、どんな速さで見るか、どの字幕を見るか、映像をどう表示するか。この四つを別々に確認します。再生できたことだけで、動画の内容や字幕の正しさ、公開してよい状態まで確認済みにはしません。

  1. 1.VLCで確認する動画と、今回の目的を決める
    1. 小さな動画を一つだけ対象にする
    2. 再生ソフトの操作と、動画の制作を分ける
    3. 今回見ることを一つの文にする
    4. 手元の版と操作の入口を確認する
  2. 2.動画を開き、同じ区間へ戻って再生する
    1. ファイルを開いたら、名前と内容を合わせる
    2. 再生と一時停止で、見る場所を決める
    3. 時間指定は、動画の範囲内で使う
    4. 繰り返して見る範囲を小さくする
  3. 3.再生速度を変え、映像と説明を別々に確かめる
    1. 速く見る目的と、ゆっくり見る目的を分ける
    2. 一つの変更をしてから、同じ区間へ戻る
    3. 通常の速度へ戻して、見た結果を読み直す
    4. 再生の条件と、保存する動画の内容を区別する
  4. 4.字幕の有無と種類を確認し、表示する対象を選ぶ
    1. 映像に文字が見えても、字幕トラックとは限らない
    2. 含まれる字幕トラックを確認する
    3. 外部字幕は動画とは別のファイルとして扱う
    4. 文字の字幕と画像の字幕で、変えられる条件が違う
  5. 5.全画面・縦横比・切り抜きを分けて表示を確かめる
    1. 全画面は見る範囲の切り抜きと違う
    2. 縦横比の変更は、形の見え方に影響する
    3. 切り抜きは、端に見える情報を変える
    4. 表示の調整を、元動画の修正済みと扱わない
  6. 6.確認した条件と結果を残し、次の一つを決める
    1. ファイル・区間・条件をセットで残す
    2. 見えないものの原因を、一度に確定しない
    3. 一部を見たことと、全体の点検を分ける
    4. 字幕が違うように見える場面を、記録の例で考える
    5. 比較する前後を表にして、変えた項目を一つにする
    6. 同じ区間を、変更前後で比べる練習を終える

1.VLCで確認する動画と、今回の目的を決める

確認する動画を選ぶフォルダーとカチンコのAI概念イメージ

小さな動画を一つだけ対象にする

練習では「practice-box.mp4」という架空のファイルを想定します。白い紙を折り、箱の形にする流れを説明する短い動画という設定です。読者がこの名前のファイルを持っているという意味ではありません。実際に練習するときは、自分で用意した無害な動画へ置き換え、再生する権限や扱う範囲が分かるものを選んでください。

最初から長い動画を何本も開くと、どのファイルに対する観察かが混ざります。今回は一つを開き、ファイル名と保存場所を確かめるところから始めます。同じ名前の別版があるなら、場所や内容も見ます。名前に完成と付いているだけで、最新版や確認済みの動画だと判断しないようにしましょう。

再生ソフトの操作と、動画の制作を分ける

VLCの再生機能は、すでにある動画を見たり聞いたりする確認に使えます。ここでは切り貼りして新しい動画を作る作業ではなく、既存の一つをどんな条件で見返すかを扱います。速度を変えて聞くことと、その速度で新しい動画を出力することも違います。本文の操作を、そのまま編集済みファイルを作る手順へ読み替えないでください。

動画編集を副業として考える場合は、動画編集の副業を始めるためのガイドで、機材や練習、受け取る資料と納品までの流れを整理できます。この記事は、案件の取り方や編集ソフトの選び方を繰り返すものではありません。再生して確認する操作を、その前後の制作工程と区別するための補足です。

今回見ることを一つの文にする

教材の確認目的を「折り目を付ける場面の説明を、映像と字幕で見直す」とします。この目的なら、最初から全ての表示設定を変更する必要はありません。まず通常の状態で再生し、どこをもう一度見たいかを考えます。映像が見にくいのか、話す速さが合わないのか、字幕がないのかで、次に読む項目が変わります。

目的が「動画が開けるか」だけなら、速度や字幕を細かく調整する前に、正しい対象を開けたかが先です。一方、字幕の内容を点検したいなら、字幕がどの形式で含まれているかも必要になります。操作を多く行うことより、今回の問いへ答えるための条件を選ぶ方が、確認結果を残しやすくなります。

手元の版と操作の入口を確認する

公式文書は、デスクトップ版としてWindows、macOS、Linuxを対象にしています。ただし同じ機能でも、メニューやキーの配置まで全て同じとは限りません。本稿ではメディアを開く、再生する、字幕を選ぶという役割を中心に説明します。使う画面の表示が異なるときは、似た名前を推測して設定を増やす前に、該当する機能かを確かめます。

キー操作は利用中の設定によって変わる場合があるため、一覧の文字だけを頼りにしません。練習では、目的に合う機能名を読んで操作し、必要なら自分のホットキー設定と照らします。アプリに焦点がない状態でも全てのキーが同じように働くと約束する説明にはしません。最初は一つの動画と、今のVLCの画面を対応させます。

2.動画を開き、同じ区間へ戻って再生する

同じ区間へ戻る目印を考える時計とノートのAI概念イメージ

ファイルを開いたら、名前と内容を合わせる

公式のVideo説明では、メディアからファイルを開く機能を選び、対象の動画を指定して再生します。教材ならpractice-box.mp4を選ぶ考え方です。実際の練習では自分のファイルを選び、開いた後に期待した内容かを確認します。別の動画が出ているのに、設定だけを変えて目的の場面を探さないようにします。

映像が出たことと、正しい対象を開いたことは別の確認です。教材なら白い紙と箱を扱う動画という設定ですが、手元で違う資料を使う場合は、その資料を識別できる目印を考えます。実在の他人の情報や公開していない画面が含まれる動画を、練習用として新たに取り込む必要はありません。

再生と一時停止で、見る場所を決める

再生して一度全体の流れを見たら、確認したい場面で一時停止する方法があります。止めた時刻と、見たいことを短く残します。「折り目を付ける説明が始まる付近」のように内容も添えると、時刻だけを見失ったときにも手掛かりになります。一時停止の位置が、必ず特定の発話の先頭と一致するとは限りません。

教材では、全体が三十秒の動画で、十秒付近から折り目の説明が始まると仮定します。この長さと時刻は独自教材の数字で、実際のファイルを測った値ではありません。読者の動画がそれより短ければ、同じ時刻へ移動する必要はありません。手元の長さに収まる、確認したい位置へ置き換えます。

時間指定は、動画の範囲内で使う

公式のPlayback文書では、再生メニューの特定時刻へ移動する機能に、時・分・秒で位置を入力する方法が説明されています。教材の十秒なら00:00:10という表記で考えられます。ただし動画の長さの範囲内で指定することが前提です。存在しない時刻を指定しても、その場面が作られるわけではありません。

同じ場所へ戻れたと思っても、再生が続けば位置は進みます。移動後に何を見たかを確認し、必要なら一時停止して映像や字幕を読みます。指定した数値と、実際に見た場面を別々に残すと、時間を入力しただけで目的の説明を確認したことにするのを避けられます。

繰り返して見る範囲を小さくする

聞き取れなかった一語を確認したいなら、その直前から短い区間を見直す方法があります。動画の最初から何度も再生すると、どこで迷ったかが曖昧になりやすくなります。今回の教材なら、紙を折り始める前後を選び、何を確かめたいかを一つにします。ループや録画の設定を追加しなくても、時間指定と一時停止で練習できます。

同じ区間を見直して分からない点が残った場合も、何度見たかを実績のように強調する必要はありません。「折る向きは見えたが、説明の言葉は未確認」と書けば次が分かります。映像だけで分かることと、音声や字幕を読む必要があることを区別します。この後に速度を変える場合も、同じ区間を基準にして比較します。

再生位置を変えるときは、前の観察を書き換えず、どの条件で見たものかを残します。通常の速度で十秒付近を見た結果と、別の速度でそこを見た結果は同じ条件ではありません。後から見直すための記録は、細かな数値を大量に集めるより、対象と問いを対応させることから始められます。

3.再生速度を変え、映像と説明を別々に確かめる

再生速度を変えて説明を聞き直す人のAI概念イメージ

速く見る目的と、ゆっくり見る目的を分ける

VLCの公式ホットキー案内には、速くする、遅くする、通常の速度に戻す機能が挙げられています。今回の練習では、細かい手の動きを追うために遅くする場合と、知っている説明を見渡すために速くする場合を考えます。どちらも、理解できたかを人が確認する必要があります。速く再生したことを、その分だけ理解が進んだという数字へ置き換えません。

教材の折り目の場面なら、紙の向きを見たいときはゆっくり見る案があります。一方、音声の一語を確かめたいときは、遅くした結果の聞こえ方も確認対象です。速度を変えれば全ての音声が聞き取りやすくなるとは限りません。映像の動きと説明の言葉のどちらで迷っているかを分けて、変更する理由を決めます。

一つの変更をしてから、同じ区間へ戻る

現在の再生速度を確かめ、速度に相当する項目から速くするか遅くする操作を選ぶ考え方です。画面に表示される速度や機能名を読み、利用中の版で何が変わったかを見ます。この記事では、特定のキーを押すたびに必ず同じ割合で変わるという数値を指定しません。キー割り当てや段階は手元の設定と公式案内を照らしてください。

変えたら、先ほどの時刻付近へ戻り、同じ内容を見ます。違う場面を見ながら「遅くしたから分かるようになった」と考えると、比較する条件が揃いません。同じ区間の映像と音声を対象にし、どこが見やすくなったか、まだ分からないところは何かを短く残します。体感の印象を、測っていない改善率で表す必要もありません。

通常の速度へ戻して、見た結果を読み直す

公式案内には通常の速度へ戻す機能もあります。確認を終えたら、それを使うか現在の速度を見て、通常の状態と対応させます。前の動画で変えた条件がそのまま残っているのかを知らずに次の確認へ進むと、音声や動きが違う理由を取り違える場合があります。何が現在の条件かを読む習慣をつけます。

ゆっくり見て分かった動きを、通常の速度でも追えるかは別の問いです。教材なら折る順番が分かった後で、全体の説明へ戻るとつながりを確認できます。ただし、練習した人の理解をこの本文が代わりに判定するわけではありません。実際に何を確かめたかに合わせて、自分の結果を書きます。

再生の条件と、保存する動画の内容を区別する

今回使うのは見返すための再生操作です。別の速度の動画を書き出す手順は含めていません。手元で速く見たことを、元ファイルの長さや音声を編集したという説明にはしません。保存する成果物を作る必要がある場合は、別の作業として出力先と条件を確認する必要があります。

同じく、一時停止して見たことは静止画を保存したことではありません。見たいところを止めた状態、そこを確認したという記録、新しいファイルを作る操作はそれぞれ違います。再生中に見える変化を何でも保存結果だと考えないことで、確認した動画と、その後に作成した物の対応を保ちやすくなります。

速度の練習を一度終えたら、字幕の確認へ進む前に条件を整理します。「対象は同じ動画、通常速度、十秒付近」という形なら、次に字幕が見えなかったとき、速度変更の途中の状態と混ざりません。一つずつ確かめることは手順を増やすためではなく、見え方が変わった理由を追えるようにするためです。

4.字幕の有無と種類を確認し、表示する対象を選ぶ

字幕の種類を区別する二枚の紙カードのAI概念イメージ

映像に文字が見えても、字幕トラックとは限らない

字幕には、選択できるトラックとして含まれるものや、外部の字幕ファイルを使うものがあります。映像そのものに焼き込まれた文字は、それらの表示切り替えと同じように扱えるとは限りません。今回の練習では、自分が確認する動画がどの種類かを先に考えます。文字が見えていることだけで、字幕メニューから消せると決めないようにします。

教材の箱の動画には、別に用意した字幕がある場合と、文字が映像の一部として見える場合を分けて考えます。この二つを同時に同じ動画の実測結果として紹介するものではありません。字幕を選ぶ練習をしたいなら、利用してよい字幕を含む練習資料を自分で用意します。動画から勝手に字幕を取得する工程は入れません。

含まれる字幕トラックを確認する

公式のSubtitles文書では、字幕メニューで利用可能なトラックを確認し、無効にする選択も説明されています。使う資料に複数のトラックがあるなら、どれを表示するかを選びます。名前や言語の説明が付いている場合もありますが、全てのファイルに同じ分かりやすい表示があるとは限りません。選んだ後の内容を実際に読む必要があります。

字幕が見えないときは、トラックがあるか、無効の状態ではないかを確認点として分けます。字幕がない動画を開いている可能性もあります。「見えないからVLCの不具合」と一つに決めず、資料側に何が含まれているかと、現在選んでいる対象を読みます。手元で確認できない値を、あるものとして補いません。

外部字幕は動画とは別のファイルとして扱う

公式文書は、動画と別に字幕の文字と時刻を持つファイルを利用する方法も説明しています。教材ならpractice-box.srtという架空の名前を考えられます。ただし、この名前のファイルを本文が配布しているわけではありません。利用する場合は動画と対応する自分の練習資料を選び、別の動画用の字幕を開いていないか確認します。

字幕を読み込む入口は、複数のファイルを開く画面で字幕ファイルを指定する方法などが公式に案内されています。使う版の字幕追加に相当する機能を読み、対象の場所と名前を合わせます。今回は自動検出の詳細設定を変更したり、名前を一括変更したりせず、何を読み込んだか分かる方法で一つを扱います。

文字の字幕と画像の字幕で、変えられる条件が違う

公式は、テキストとして描かれる字幕と、画像として扱われる字幕を区別しています。全ての字幕でフォントを同じように変更できるとは限りません。文字を大きくしたいのに変化がない場合、その種類も確認点になります。本文では、どんな字幕でも指定したフォントになるという設定手順を作りません。

横に長い表は、画面の幅に合わせて横へスクロールして確認してください。

見えている文字 先に確かめること 決めつけないこと
選べる字幕トラック 今どのトラックを表示しているか 名前だけで内容が正しい
外部字幕ファイル 動画と対応する資料か 同名だから内容も合う
画像としての字幕 文字の設定が適用される種類か 全てのフォントを変えられる
映像へ焼き込まれた文字 映像の一部かどうか 字幕無効だけで消える

字幕が表示されたら、対象の区間へ戻って読みます。映像に対応する文か、文字が画面の端で見切れていないかを確認します。字幕を出せたことだけで翻訳や内容の正しさが保証されたとは考えません。今回の作業は表示する対象を選び、見えた内容を観察するところまでです。

5.全画面・縦横比・切り抜きを分けて表示を確かめる

見える範囲と元の映像を分けて考える写真と枠のAI概念イメージ

全画面は見る範囲の切り抜きと違う

公式のVideo説明には、全画面で再生し、Escや全画面を終了する項目で戻る方法があります。作業の練習では、まず元のウィンドウで何が見えるかを確認し、その後で全画面にしたときの見え方を比べます。全画面になっただけで、動画の端を切り取ったと考えないようにします。

全画面では操作部が一時的に見えなくなる場合も公式に説明されています。動画が表示されたままなら、操作部の表示と再生そのものを分けて考えます。何も見つからないから全設定を戻すという前に、マウスを動かすなど、使っている画面の操作を確認します。焦点の違うキーを何度も押して、何を変えたか分からなくしないことが大切です。

縦横比の変更は、形の見え方に影響する

縦横比は、映像の横と縦の関係です。公式にはVideoの縦横比の選択肢が説明されています。教材の白い箱が横に伸びたように見えるなら、元の映像だけでなく現在の表示条件も確認点です。任意の比率を選んで見やすくなったという印象だけで、その設定が元動画の正しい形と断定しません。

練習では、変更前の状態を確かめ、一つ変えたら同じ場面を見ます。四角い箱や紙の形がどう見えるかを比べると、目的が具体的になります。ただし教材の図形が実際に撮影されている保証はありません。手元の資料で形を識別できる目印を使い、元の状態へ戻れるように、変えた項目を残してください。

切り抜きは、端に見える情報を変える

公式のCrop説明は、再生する映像へ切り抜きの値を指定する方法を挙げています。黒い帯が気になる場合でも、切り抜いたことで手や字幕など必要な情報まで外れる可能性を考えます。単に画面を大きくしたつもりでも、見える範囲が変わっていないかを確かめましょう。ズーム、比率、切り抜きは同じ問いではありません。

箱の角を見る練習なら、四隅が全部見えるかが確認点になります。一方、字幕を点検しているときは下端の文字も必要です。一つの場面を大きく見たいという目的と、全体の情報を失わず読みたいという目的がぶつかる場合は、目的に合う表示へ戻します。何が画面外へ出たかを見ずに、表示変更を改善と呼ばないようにします。

表示の調整を、元動画の修正済みと扱わない

今回の表示機能は、VLCでどう見るかを確かめるために使っています。ここで比率や切り抜きを変えたことだけを、元の動画を修正して新しく保存した実績にしません。動画そのものを加工する仕事なら、出力する形式や内容を確認する別の工程が必要です。視聴条件を変えた結果と、納品するファイルが変わった結果を区別します。

表示確認を終えたら、現在の条件を読み直します。通常の速度で字幕を選び、全体の映像を見る状態へ戻すなら、それぞれがどうなっているかを確かめます。前の変更を忘れたまま次の動画を開くと、次の資料が歪んでいる、字幕が欠けていると誤解するかもしれません。見え方の理由を分けるため、最後の状態も記録します。

元動画と表示条件を分けて考えることは、相談するときにも役立ちます。「動画が壊れている」とだけ伝えるより、「通常表示では全体が見えるが、切り抜きを選ぶと下の文字が見えない」の方が、何を確かめたかが分かります。推測した原因より、観察した条件と結果を残すことを優先します。

6.確認した条件と結果を残し、次の一つを決める

再生の条件と結果をノートへ残す人のAI概念イメージ

ファイル・区間・条件をセットで残す

確認メモには、対象の名前と場所、見た区間、再生速度、選んだ字幕、表示の条件を短く残します。全ての設定値を写す必要はありません。今回の問いに関係したものを示せば、次に同じ対象へ戻る助けになります。観察していない値を、既定のはずという理由だけで記入しないようにしてください。

教材の例なら「架空の箱動画、十秒付近、通常速度、字幕は選択対象を確認中、切り抜きなしを基準にする」という形が考えられます。これは記録の書き方を示す例で、実際の再生結果ではありません。自分が練習した場合は、見た内容へ置き換えます。動画が開いた、目的の区間を見た、字幕の文を読んだ、という出来事も分けて残します。

字幕の時刻を残す場合は、画面で見えた文字と、動画側の位置を組み合わせます。「右の角という字幕が十秒付近で見えた」のような観察なら、後で同じ場面を探せます。ただし、時刻の表示だけを写して、字幕を実際には読んでいない場合は、内容まで確認済みにしません。動画の別版へ置き換わったら同じ十秒でも別の場面になる可能性があるため、ファイルの版と区間をセットで扱います。教材の数字は目印としての例に留め、手元の観察へ置き換えてください。

見えないものの原因を、一度に確定しない

字幕が出ないなら、資料に字幕があるか、選択が無効になっていないか、外部ファイルが対象と合うか、表示で端を隠していないかなど、確認点を分けられます。分からないまま文字コードや外部の設定を次々変えると、何によって変化したか追いにくくなります。まず今回使う資料と画面の状態から確認します。

音声が聞こえない場合も、速度の設定だけが原因とは限りません。今回の本文は、あらゆる音声不具合を直す手順ではありません。何が見えて何が聞こえたか、どの対象を開いたか、直前に何を変えたかを分けて残します。困っている現象と関係のない設定を変更する前に、観察した範囲を整理します。

一部を見たことと、全体の点検を分ける

十秒付近の動きを見たなら、その区間の確認です。全体の字幕、冒頭から末尾までの音声、すべての場面の表示を点検したことにはなりません。記録では「折り目の場面を確認、終わりの説明は未確認」のように、残るところを具体化します。見ていない範囲を合格と書かないことが、次の確認へ戻る入口になります。

同じように、自分が読んだ字幕を第三者が検品したことにはできません。誰かに確認してもらう必要があるなら、対象の版と区間、何を見てほしいかを渡せる形にします。教材では実在の相手へ送った事実を作らず、自分が条件を説明できるところまでを考えます。確認を頼んだこと、結果が戻ったこと、修正を反映したことはそれぞれ別です。

字幕が違うように見える場面を、記録の例で考える

架空教材に、字幕では「右の角を折ります」、映像では左側を動かしているように見える場面があったと仮定します。この時点で字幕の誤りを確定するのは早いかもしれません。撮影者の右と見ている人の右が違うのか、別の場面の字幕を読んだのか、別の動画用の字幕なのかは、さらに確認する問いです。表示された言葉と映像の見え方を、そのまま二つ並べて残します。

まず通常の速度で、その説明が始まる前後を見ます。次に必要なら同じ区間だけ速度を変え、どの手でどこを動かすかを追います。字幕の対象を変える場合は、速度の確認とは別の回として記録します。一度に字幕と速度と切り抜きを変えると、どの変更で何が分かったかを説明しにくくなります。教材の仮定を使い、対象を固定する意味を考える練習です。

見直しても判断できなければ、「映像では画面左側が動くように見える。字幕は右の角と表示。向きの定義と字幕の対応は未確認」と残せます。誤りだと断定しない一方で、違和感を消して合格にする必要もありません。誰かへ照会するなら、この記録が何を調べてほしいかの入口になります。本文の例を、実際に字幕を修正した結果や正しい翻訳へ置き換えないでください。

比較する前後を表にして、変えた項目を一つにする

確認の条件を短い表にすると、同じ対象を見ているかを読み返せます。次の表は操作結果の報告ではなく、練習を計画するための見取り図です。実際に操作した場合は、それぞれの欄へ観察した内容を入れます。まだ見ていない欄は空欄や未確認のまま残し、予定を完了へ変えないようにします。

横に長い表は、左右へスクロールして確認してください。

確認する回 同じにするもの 変えるもの 見る問い
基準の再生 箱の動画と折り目の区間 まず変更しない 通常の状態で何が見えるか
動きの見直し 動画と区間と字幕対象 再生速度 紙の向きを追えるか
字幕の確認 動画と区間と通常速度 表示する字幕の対象 どの文字が出るか
表示の確認 動画と区間と字幕対象 画面の表示条件 端の情報が欠けないか

この表の一回が終わるたびに、基準にする状態を確認します。前回の条件を引き継いだまま次へ進むことが必要なら、引き継いだ内容も残します。常に全設定を初期化するという意味ではありません。自分が何を変えたか分かる小さな範囲で試し、必要のない全体設定の変更を増やさないための整理です。

同じ区間を、変更前後で比べる練習を終える

最後は、最初の目的へ戻ります。折り目の説明を見直すという問いに対して、どの条件が役立ち、どこがまだ分からないかを言葉にします。「遅くすると紙の向きを追えた」「字幕の対象は分かったが内容の照合は残る」といった記録なら、次の作業を選べます。実測していない時間短縮や理解度の数字を足す必要はありません。

次に確かめたいことが別の場面なら、新しい区間として残します。元の動画を変えずに何を確認できたかが分かれば、動画の制作、字幕の編集、資料の受け渡しなど別の作業とつなげるときも説明しやすくなります。まず一つの再生について、対象と条件と結果を対応させることを大切にしてください。

今回の到達点

動画を開く、同じ区間へ戻る、速度を変えて戻す、字幕の対象を読む、表示の条件を確かめる。この流れで観察した内容を残します。変換・録画・字幕取得・公開や納品の承認は、今回済ませた工程に含めません。

参照した公式文書:VLC Desktop 3.0の対象環境、Video、Playback、Subtitles、Hotkeys。確認日:2026年10月25日。現実の画面やキーは利用中の版と設定を確認してください。箱の動画と確認メモは本稿の独自の架空教材です。

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