FancyZonesの使い方|作業ごとのウィンドウ配置を作る

資料とモニターを使う作業机のAI概念イメージ 副業

こんにちは!なかびーです。

資料とメモを何度も切り替えていると、読む場所と書く場所を見失うことがあります。FancyZonesでは、作業の目的に合わせて窓を置く枠を決め、一つずつ配置します。

この記事は利用可能なWindows版PowerToysを前提に、一画面に二つの窓を並べる架空教材で基本を整理します。実機の成功記録ではありません。設定と表示はバージョン、キー配列、画面構成によって異なります。

  1. 1.FancyZonesで並べる窓と、作業の目的を決める
    1. 画面を増やす機能ではなく、窓を置く領域を決める
    2. 利用できるPowerToysと通常権限の窓を前提にする
    3. 架空の資料確認作業を、一画面・二つの窓で考える
    4. 今の配置を変える前に、戻れる目印を残す
    5. 教材のメモは、短い確認欄を三つ用意する
  2. 2.対象の画面を確認し、レイアウトの枠を選ぶ
    1. レイアウトエディターを、設定画面から開く
    2. どのモニターへ適用するかを先に確認する
    3. 枠を選ぶことと、アプリを配置することを分ける
    4. 教材で選んだ枠を、短い言葉で説明する
    5. 枠の選択結果を、窓の内容を動かさず点検する
  3. 3.一つの窓を動かし、ゾーンへ配置する流れを確かめる
    1. 資料の窓だけを対象にして、ドラッグを始める
    2. Shiftは設定に応じた条件として読む
    3. 強調された領域を見て、置く場所を決める
    4. 右にメモを置き、二つの役割が残っているかを見る
    5. 操作中に違いが出たら、三段階のどこかを記録する
  4. 4.文章の読みやすさから、枠の幅と余白を整える
    1. 幅の不足と、文書の表示倍率を切り分ける
    2. 自分で枠を作るなら、まずGridとCanvasの違いを見る
    3. 余白は見た目と作業範囲の両方から見る
    4. レイアウト名は、窓の役割が伝わるものにする
    5. 幅を変える判断には、読めない箇所の例を添える
  5. 5.配置の選び直しと、アプリ内の操作を分けて使う
    1. レイアウトを変えた後は、窓の位置を見直す
    2. キーの上書きは、条件付きの機能として扱う
    3. 窓を並べても、本文やメモは別に保存する
    4. 元の窓の大きさへ戻る動作も、設定と実表示で見る
    5. 資料を交代させるときは、同じ位置の別資料に注意する
  6. 6.ゾーンが出ない・配置できないときの確認順を作る
    1. 有効状態、対象画面、ドラッグ条件を順に見る
    2. 一つのアプリだけ違う場合は、窓の条件を比べる
    3. 画面構成が変わった場合は、対象をもう一度選ぶ
    4. 読める配置になったかを、作業の目的で点検する
    5. 相談するときは、変更前に分かっていることをまとめる

1.FancyZonesで並べる窓と、作業の目的を決める

並べて読む資料とメモを決めるAI概念イメージ

画面を増やす機能ではなく、窓を置く領域を決める

FancyZonesは、Windows向けPowerToysに含まれるウィンドウ配置の機能です。画面の中にゾーンという領域を用意し、開いている窓をその領域に合わせて配置します。資料を左、作業用のメモを右に置くように、見る物の位置を整理したいときに使う道具です。モニターを物理的に増やしたり、資料の中身を自動で整理したりする機能ではありません。

アプリをどこへ置くかと、どのアプリを起動するかも別です。この入門ではすでに開いている二つの通常の窓を使います。起動まで一括で再現する仕組みや、仕事の成果が自動で増えるという話には広げず、窓の位置と大きさを自分で確かめる練習として読み進めてください。

利用できるPowerToysと通常権限の窓を前提にする

この記事は、利用を許可されたWindowsのパソコンで、PowerToysをすでに使える方を対象とします。PowerToysの設定でFancyZonesを使える状態かを確認してから始めましょう。アプリのインストールや管理者権限の変更、組織の制限解除を実行する手順は含めません。使えない環境では、その端末の管理窓口へ確認します。

練習するのは、自分の資料を開いた通常権限の二つの窓です。管理者として開いたアプリなどは、通常の窓と同じ条件で扱えない場合があります。まず一般的な資料表示とメモの窓に限定すると、権限、画面数、特殊なアプリの制約を一度に調べず、配置の基本に集中できます。

架空の資料確認作業を、一画面・二つの窓で考える

教材は「左で案内文を読み、右のメモに確認点を書く」という架空の作業です。実際にFancyZonesを操作して成功した体験談ではありません。資料には短い練習文、メモには自分用の確認事項だけを使い、個人情報や他人の画面を教材へ持ち込みません。一画面に二つの窓を置き、どちらが何の役割かを見分けることを目標にします。

左右を等しい幅にする例から始めても、すべての人に最適という意味ではありません。資料が横長の表なら左を広げたいことも、短い案内ならメモを広げたいこともあります。最初に読む物と書く物の役割を決め、その後で幅を調整する順にすると、形だけを作って使いにくい配置になるのを避けられます。

今の配置を変える前に、戻れる目印を残す

窓を動かす前に、どの資料をどのアプリで開いているかを確認します。似た文書が二つあるなら名前だけで区別せず、作業対象を一つにします。保存していないメモがあるときは、アプリ側で保存状態を確認してください。FancyZonesで窓を動かすことと、文書の変更を保存することは別です。

現在の窓の位置を完全に記録する必要はありませんが、「案内は左、メモは右」という目標は残しておきます。配置が意図と違ったら、その目標へ戻って考えられます。作業中の窓を閉じてやり直すことだけが解決ではないので、位置の変更とアプリの終了を取り違えないようにしましょう。

表が画面に収まらない場合は、左右へスクロールして確認してください。

対象/段階 見るもの 確認点
資料 左側で読む 見たい文章が読めるか
メモ 右側へ書く 入力対象が分かるか
枠 配置する領域 窓の内容とは別に確認

教材のメモは、短い確認欄を三つ用意する

架空の案内文には「開催場所は会議室A、持ち物は筆記具、開始時刻は案内の確定版で確認」と書いてある想定にします。右のメモには「場所」「持ち物」「未確認」の三つの欄だけを用意します。左を読んで場所へ会議室A、持ち物へ筆記具を書き、時刻はまだ確定していないため未確認へ残す練習です。画面配置の効果を、作業時間や正答率の実測値として示す教材ではありません。

この例では、左の文を読むたびに別の窓へ完全に切り替えるのではなく、右のメモと見比べられるかを考えます。案内文の一部だけが見えて持ち物が隠れているなら、枠に収まったことよりも、確認に必要な情報が見えていないことが重要です。目的を具体的な問いにしておくと、配置を評価する基準が作れます。

反対に、メモが一行しか見えないと、未確認欄へ書いた内容を見失うかもしれません。左右の面積を単純に等しくするだけで終えず、今回の作業で見る部分がどこかを確認します。資料とメモの役割が決まれば、広げたい側と、今のままで足りる側を別々に考えられます。

2.対象の画面を確認し、レイアウトの枠を選ぶ

配置の枠を選ぶ二つのフレームのAI概念イメージ

レイアウトエディターを、設定画面から開く

FancyZonesには、配置の枠を選ぶためのレイアウトエディターがあります。PowerToysのFancyZones設定からエディターを開く入口を使います。公式には既定のショートカットも案内されていますが、キーは変更でき、配列によって記号キーの扱いも異なります。最初は画面に表示された起動項目を使い、自分の環境で確実に入口を確認する方が分かりやすくなります。

ショートカットが反応しない場合に、すぐアプリの故障と考える必要はありません。設定で割り当てが変わっている、想定と違う記号キーを押しているなど、複数の条件があります。今回の教材ではキー操作の速さを目標にしないため、エディターを開ける方法を一つ確保してからレイアウトを選びます。

どのモニターへ適用するかを先に確認する

複数のモニターがある場合、選んだレイアウトをどの画面に適用するかが重要です。エディターで対象のモニターを確認し、教材で使う一画面を選びます。設定画面が開いたモニターと、実際に窓を並べたいモニターが同じとは限らないため、適用対象を独立して見ます。

ノートパソコンを外部画面につないでいる場合も、まず一つの画面だけで練習します。二画面をまたいだ配置を最初から考えると、どちらのレイアウトを変えたのか分かりにくくなります。現在の接続状態を変える必要はなく、使っている画面構成の中で対象を一つに限定するという考え方です。

枠を選ぶことと、アプリを配置することを分ける

エディターには配置のレイアウトが表示されます。今回の目的は、資料とメモの二つを横に置くことです。その目的に近い列のレイアウトや、二つの領域を持つ枠を選び、プレビューを見ます。表示名や調整項目は環境によって異なるため、枠の見た目と対象画面を読み取ってください。

レイアウトを選ぶのは、窓を置くための枠を用意する段階です。それだけで、今開いているすべてのアプリが希望の役割どおりに並ぶと考えないようにします。資料を左にするか、メモを右にするかは、次の段階で実際の窓を動かして確かめます。枠ができたことと作業環境が完成したことを区別しましょう。

教材で選んだ枠を、短い言葉で説明する

枠を選んだら「対象は外部画面、左右の二領域、左に資料、右にメモ」のように一文で残します。左右の幅が違うなら、その違いも書きます。細かな座標やピクセルを必ず記録する必要はなく、あとから同じ目的を思い出せることが大切です。

レイアウト名が分かりやすくても、その名前だけで実際の枠の数や幅を判断しないようにします。自分で以前に作った枠が残っている場合もあります。今回の対象画面でどの枠が選ばれたかを見て、別の画面の設定を変えたつもりになっていないかを確認してください。

枠の選択結果を、窓の内容を動かさず点検する

エディターを開いた時点では、案内文やメモの本文を変更する必要はありません。対象画面と二つの領域を確認し、どちらを資料用にするかを決めます。枠を選ぶ段階で何かを書き足したり、文書の保存先を変えたりしないことで、配置の準備と内容の編集を分離できます。

もし三つの領域が選ばれていたら、二つの窓を置くこと自体は考えられますが、今回の目標と選んだ枠が違っていることに気づきましょう。三分割が誤りなのではなく、いま何を試しているかが変わります。まず二つの役割を見分けたいなら、その目的に合う枠へ選び直すか、三つのうち使う二領域を明確にする必要があります。

レイアウトを選んだ記録に、エディターで見た枠の数と画面を添えると、あとから「二つの窓があるから二分割」と思い込むのを避けられます。開いている窓の数と、用意されたゾーンの数は一致しなくても構いません。それぞれが何を数えているかを区別して読むことが大切です。

3.一つの窓を動かし、ゾーンへ配置する流れを確かめる

一つの枠へ紙を置いて配置を考えるAI概念イメージ

資料の窓だけを対象にして、ドラッグを始める

最初は案内文を表示している窓だけを動かします。別のアプリをつかまないように、窓のタイトルや表示内容を確認し、移動できる部分からドラッグします。アプリによってタイトル部分の形は異なり、画面内の文章を選択する操作と窓全体を動かす操作も違います。意図した対象が動いているかを見ながら進めてください。

最初から二つの窓を連続して動かすより、一つを置く流れを確かめる方が、表示された枠と結果を対応させやすくなります。案内文の窓を動かしている途中で、メモの文字が選ばれたような場合は、動かす対象を読み直す場面です。アプリの内容を書き換える必要はありません。

Shiftは設定に応じた条件として読む

公式の基本説明では、窓のドラッグ中にShiftを押してゾーンを表示する方法が案内されています。ただし、Shiftを使うかどうかはFancyZonesの設定によって変わります。押しているのに表示されないときも、押さずに表示されるときも、現在の設定条件を見てから判断します。

この記事では初期状態をすべての環境へ当てはめず、自分の画面にゾーンが表示される条件を確認します。設定を次々に変更して合わせるより、まず何が有効かを読みます。ほかの人が管理する端末であれば、使い方の確認と設定変更の許可を分け、許可された範囲で練習してください。

強調された領域を見て、置く場所を決める

ゾーンが見えたら、ポインターを左の領域へ移し、目的の領域が強調されるかを確かめます。その状態で窓を置き、位置と大きさの変化を見ます。画面の端に近づけるだけのWindows標準の配置と、FancyZonesで強調されたゾーンへ置く操作を混ぜないことがポイントです。

置いた後は、資料の見たい部分が読めるかを確認します。枠に入ったように見えても、文書の表示倍率やアプリの最小サイズによって、読みやすさは変わります。配置の機能が働いたことと、その配置で仕事がしやすいことは別なので、まず位置、次に内容の読みやすさという順で見ましょう。

右にメモを置き、二つの役割が残っているかを見る

次にメモの窓を右側へ置きます。教材の目標は左の資料を参照しながら右へ短い確認点を書くことです。資料がメモに隠れていないか、メモを選ぶと資料が見えなくならないかを確かめます。必要な部分が同時に読めることが目的であり、窓が二つ開いていることだけが合格条件ではありません。

ここで「左に案内、右にメモ」と目標どおりになったかを記録します。本記事の二つの窓は架空教材なので、実測の成功結果ではありません。読者が実際に操作したときは、見えた状態をそのまま残し、配置できなかった窓を確認済みと数えないようにしてください。

表が画面に収まらない場合は、左右へスクロールして確認してください。

対象/段階 見るもの 確認点
表示前 有効状態と設定 使える条件を読む
ドラッグ中 ゾーンの強調 狙った領域か
配置後 窓と内容 位置と読みやすさを分ける

操作中に違いが出たら、三段階のどこかを記録する

練習メモを「ゾーンが見えた」「左が強調された」「資料が左へ配置された」の三段階に分けると、操作を追いやすくなります。最初の二つが確認できて最後が分からないなら、未確認なのは置いた後の結果です。三段階すべてをまとめて、できた、できなかったという一語だけにしないようにしましょう。

たとえばゾーンが見えたのに右側へ置いてしまった場合、機能が動かなかったとは限りません。ねらった領域と実際に置いた領域が違う可能性があります。右に資料を置く作業をしているのか、左に置く教材を進めているのかを読み直し、一つの窓で次の操作を確かめます。

窓を置いたあと、文書の行が折り返されるのは、内容が書き換わったこととは別です。見える幅が変わると表示の見え方も変わります。練習では短い案内の文字そのものを読み、配置の前後で同じ資料を開いていることを確認してください。

4.文章の読みやすさから、枠の幅と余白を整える

二つの資料の幅を考える紙と定規のAI概念イメージ

幅の不足と、文書の表示倍率を切り分ける

左の資料が読みにくい場合、枠が狭いのか、文書の表示倍率が大きいのか、アプリのサイドパネルが場所を使っているのかを分けて見ます。FancyZonesの幅だけを変えても、文書側の条件が原因なら解決しない場合があります。見えている窓の中で、何が横幅を使っているかを確認しましょう。

たとえば案内文が一列の文章なら、少し狭くても折り返して読める場合があります。一方、横長の表では横方向の移動が必要になるかもしれません。資料の内容によって必要な幅は変わります。「三分割なら効率がよい」など、枠の数だけで使いやすさを決めず、見る対象に合わせます。

自分で枠を作るなら、まずGridとCanvasの違いを見る

公式案内では、カスタムレイアウトにGridとCanvasの二つの方式があります。Gridは領域を分けたり結合したりして構成し、画面サイズに合わせた相対的な枠として考えられます。Canvasは領域の位置と大きさを置いて構成する方式です。入門では両方を細かく使い込むより、自分の目的に合う方式を一つ選びます。

教材のように左右の二つを並べるなら、分割した枠を見て幅を考える方が理解しやすい場合があります。既存の枠で十分なら、カスタムを作ること自体を目的にしなくても構いません。新しい設定を増やす前に、どこが足りないのかを、資料が切れる、メモが狭いといった具体的な言葉にします。

余白は見た目と作業範囲の両方から見る

領域の間や周囲にある余白は、窓を見分けやすくする一方、内容を表示する幅にも関係します。画面の見た目だけで決めず、文章を読むための領域が足りるかを確認します。細かな数値のおすすめを一律に置くより、まず二つの窓の境界を見失わずに使えるかを目安に考えてください。

余白の設定を変える練習をする場合も、変える前の状態を残し、一つの項目だけを変えて結果を見ます。幅と余白と表示倍率を同時に変えると、どれが読みやすさに効いたのか分かりません。小さな調整ほど、変更した項目と結果を対応させることが、次の作業に役立ちます。

レイアウト名は、窓の役割が伝わるものにする

カスタムの枠を保存する場合は、「資料とメモ」のように用途が分かる名前を考えます。「最強」「完成版」だけでは、後から選ぶときにどの配置か分かりにくくなります。モニターの形や作業の内容が違うなら、名前にその違いを短く含めると選び分けやすくなります。

配置を考える元の作業が商品説明の見直しなら、左に原稿、右に確認メモを置く方法も考えられます。確認項目の整理にはハンドメイドの商品説明を整える手順が参考になります。窓を並べる前に、何を比べるかを決めておくと、配置に目的が生まれます。

幅を変える判断には、読めない箇所の例を添える

調整の理由を「なんとなく狭い」から「案内文の持ち物の行まで見たい」「メモの未確認欄を隠したくない」へ変えてみます。読む場所が分かると、横幅が問題なのか高さが問題なのかも考えやすくなります。横へ広げても下の行が見えない場合、文字の量やウィンドウの高さを別に見る必要があります。

教材の案内文を長くして試すときも、最初の短文の結果と区別します。同じ枠のまま文章量だけを変えれば、表示する内容が違うと必要な広さが変わることを考えられます。枠も文書も同時に変えて比較すると、どの条件が変わったのか説明しにくくなります。

見やすくするために資料を省略する場合は、元の文書を変更したのか、画面上の表示だけを変えたのかを分けてください。配置を整える目的で、未確認の時刻を削除して説明を完成したことにしてはいけません。作業しやすさと情報の正確さは、両方を確認するものです。

5.配置の選び直しと、アプリ内の操作を分けて使う

配置の枠と作業メモを見比べるAI概念イメージ

レイアウトを変えた後は、窓の位置を見直す

別の配置を選ぶときは、対象画面と選んだレイアウトを確認し、その後で窓の状態を見ます。レイアウト変更時の窓の扱いには設定が関係するため、すべての環境で同じように移動すると断定しません。新しい枠を選んだだけなのか、窓の位置も変わったのかを実際の表示で分けます。

教材の左右二つから、資料を広くした枠へ変える場合も、案内とメモの役割はそのままです。見える幅が変わったら、読む場所や書く場所が分かるかをもう一度確認します。枠の形だけに注目して、作業対象の文書が別のものになっていないかを見落とさないようにしましょう。

キーの上書きは、条件付きの機能として扱う

Winキーと矢印キーでゾーン間を移動する操作は、Windowsスナップの上書きや移動方式の設定が条件です。公式のショートカット表にも条件が示されています。キーだけを覚えて、どのパソコンでも同じ動作になると考えるのではなく、設定と操作を組にして読みます。

普段Windows標準のキー操作を使っている方は、上書きを有効にすると、そのキーの役割が変わる範囲も確認してください。本記事の教材ではマウスによる配置を基本にするため、上書き設定の変更は必須にしません。自分が使う機能を一つずつ増やし、変わったキーの意味を把握してから使います。

窓を並べても、本文やメモは別に保存する

FancyZonesで見やすい配置になっても、書いたメモや編集した原稿が自動で保存されたことにはなりません。保存はそれぞれのアプリ側で確認します。位置を変える機能と、内容を保持する機能を分けることは、複数の道具を組み合わせて使うときの基本です。

窓を閉じる前には、メモの保存先と変更の有無を見ます。次に同じ配置を選んだら、前の文書が必ず同じ状態で開くとは考えないでください。配置の枠、起動するアプリ、開く文書、文書の版は、それぞれ別の情報です。一つが整ったことを理由に、ほかも整ったと判断しないようにします。

元の窓の大きさへ戻る動作も、設定と実表示で見る

ゾーンから外した際の大きさなど、窓の振る舞いには設定が関わります。戻したつもりで大きさが変わらないときは、何をもとの状態と考えているかを確認します。アプリの最大化、通常の大きさ、FancyZonesの領域に合わせた大きさは区別して見ます。

配置を試すたびにアプリを終了して開き直す必要はありません。まず窓をどこへ動かし、どの状態へ戻したいかを決めてください。アプリが持つ最小サイズや独自の表示形式もあるため、枠へ合わせた後の見え方を読み取り、使いにくいなら配置の目的へ戻って調整を考えます。

資料を交代させるときは、同じ位置の別資料に注意する

左側の案内を閉じて別の資料へ入れ替えると、同じ位置にあるため同じ内容を見ているつもりになることがあります。窓の場所は資料の身元を保証しません。新しく開いた資料の名前と本文を確認し、右のメモがどの資料について書かれたものかも合わせて見ます。

たとえば案内の確定版へ差し替えたら、以前のメモの未確認欄をそのまま引き継げるかを考えます。時刻が決まったとしても、窓を並べただけでメモが更新されるわけではありません。内容を確認して自分で追記し、更新したメモの保存をアプリ側で確認します。

このように、同じ配置を別の作業へ使い回す場合も、位置を共通にできることと、内容を共通にできることは別です。左は資料、右はメモという役割を保ちながら、資料の版とメモの対象は毎回読み取るようにしてください。

6.ゾーンが出ない・配置できないときの確認順を作る

配置できない条件をノートへ整理するAI概念イメージ

有効状態、対象画面、ドラッグ条件を順に見る

ゾーンが表示されない場合は、まずFancyZonesを使える状態か、次に対象の画面が合っているか、続いてドラッグ中のキー条件が合っているかを見ます。見当たらない原因を一つに決めず、現在分かる条件から切り分けます。設定画面を開けるのに表示されないのか、そもそも機能を使える環境か分からないのかでも、次に調べることは違います。

一度の操作で「ドラッグ中に左の枠は表示されたが、置いた後の大きさは未確認」と分かったなら、そのまま記録します。「使えない」の一語にまとめるより、表示、強調、配置後という段階を分ける方が、どこで想定と異なったかを説明しやすくなります。

一つのアプリだけ違う場合は、窓の条件を比べる

資料表示の窓では配置できるのに、別の窓だけ同じようにならない場合は、機能全体の問題とアプリ固有の条件を分けます。権限の違い、窓の種類、アプリの最小サイズなどを確認する入口にします。公式には昇格したアプリの扱いも説明されていますが、そのために管理者実行へ変更することを、この教材の解決手順にはしません。

通常権限の窓でどこまで確認できたかを残し、特殊な窓については未確認と分けます。仕事用の端末で権限が関係するなら、使いたい窓の名前と現在の状態を管理窓口へ伝えられるようにします。問題の説明を整えることと、自分で制限を変えることを混ぜないでください。

画面構成が変わった場合は、対象をもう一度選ぶ

外部モニターの接続、向き、解像度などが変わると、以前の配置をそのままの感覚で使えない場合があります。まず現在どの画面が見えているかと、どこに枠を適用しているかを確認します。設定ファイルを直接書き換えて直す前に、通常のエディターで確認できる対象と枠を読み直します。

公式は設定ファイルの直接編集に注意も示しています。本記事ではファイルを触って配置を直す方法を扱わず、画面上で見える設定と窓の状態を対応させます。設定の変更履歴が分からない場合も、分かっていないことを残し、いま選ばれている枠を一つ確認するところから始めましょう。

読める配置になったかを、作業の目的で点検する

最後は、左の資料を読みながら右のメモへ確認点を書けるかという最初の目的へ戻ります。枠の数が多いことや、見た目が左右対称であることだけを成果にしません。資料の必要部分が見える、メモの行が読める、対象の窓を取り違えないという観点で点検します。

FancyZonesを使うときは、目的を決め、対象画面と枠を選び、一つずつ窓を置き、見える内容を確かめる順にすると整理できます。うまくいかない箇所は条件と段階を残し、変更するものを一つに絞ります。自分の作業に合う配置を説明できるようになることが、次の使い方へ進む土台になります。

表が画面に収まらない場合は、左右へスクロールして確認してください。

対象/段階 見るもの 確認点
全窓で出ない 有効状態・画面・キー条件 未確認を一つずつ調べる
特定の窓だけ違う アプリと権限/窓条件 全機能の失敗としない
読みにくい 幅と表示内容 作業目的から調整する

相談するときは、変更前に分かっていることをまとめる

誰かへ相談するなら「FancyZonesが使えません」だけでなく、PowerToysを開けるか、対象画面でゾーンが出るか、通常の資料窓を動かせるかを分けて伝えます。アプリ名、画面構成、表示された状態を、実際に見た範囲で書きます。推測した原因を事実の欄へ入れないようにすると、相手が確認する順番を考えやすくなります。

相談用のメモに画面の情報を残すときも、仕事の文書や個人情報まで記録する必要はありません。練習用の短文で同じ条件を説明できれば、その範囲で示します。画面配置の相談だから、開いていた資料の内容まで外部へ送ってよい、という判断にはなりません。

次に試す条件は、未確認の一つだけに絞ります。設定を変える必要がない確認から始め、変更が必要なら何を変えるかを明確にします。今回の教材で確認できた通常の二つの窓の結果を残せば、あとから別のアプリや画面を追加するときも、比較の基準として使えます。

確認先:Microsoft Learn:FancyZonesウィンドウマネージャー。ショートカット、設定条件、エディターの基本は公式案内を参照してください。

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